窓の遮熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
基礎知識ライター: すがや

節電ガラスコートは自分でできる?DIY施工の可否と、プロに頼むべきケースの判断基準

「節電ガラスコートを自分で塗れば、もっと安く済むのでは?」

税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)という費用をご覧になって、そう考える方は少なくありません。

結論から申し上げます。DIY用の窓ガラスコーティング液剤は市販されており、自分で塗ること自体は可能です。

ただし、プロ施工との間には「仕上がり」「性能の再現性」、そして見落とされがちな「ガラスが割れるリスク」という3つの差があります。

この記事では、DIYを検討されている方がご自身で判断できるよう、プロ施工との違いを正直に整理します。

そもそも節電ガラスコートは自分で塗れるのか

窓ガラス用の遮熱コーティング液剤は、一般向けにDIYセットとして販売されているものがあります。10㎡程度を施工できるセットが通販で入手でき、価格は施工を依頼する場合より抑えられます。

つまり「塗る」という行為自体のハードルは、決して高くありません。ローラーで塗り広げるだけの作業です。

DIY用の窓ガラスコーティングキットのイメージ
DIY用の窓ガラスコーティングキットのイメージ。塗ること自体は可能ですが、性能の再現とリスクの見極めは別問題です。

問題は、「塗れること」と「性能が出ること・ガラスが割れないこと」は別だという点です。

窓ガラスのコーティングは、塗った直後の見た目だけでは成否が分かりません。

性能が出ているかどうかは電気代や室温として数ヶ月後に表れますし、熱割れは施工から数週間〜数ヶ月後に起きることもあります。やり直しが効きにくいのが、この施工の特徴です。

DIYとプロ施工の決定的な違い3つ

熱割れリスクの事前判定ができない

これが最も重要な差です。熱割れとは、日射によってガラス面に温度差が生まれ、その膨張差でガラス自体にヒビが入る現象です。

ガラスの中央部は日射で暖まる一方、サッシに隠れた周辺部は温度が上がりにくいため、そこに応力が集中して割れます。

窓ガラスにコーティングやフィルムを施すと、日射の吸収率が変わるため、熱割れのリスクは施工前より上がります。これはコーティングに限らず、遮熱フィルムでも同じです。

特にリスクが高いのは以下です。

  • 網入りガラス(ワイヤー入り)——内部の金属網とガラスの膨張率が違うため、もともと熱割れしやすい
  • Low-E複層ガラス——特殊金属膜により熱の挙動が複雑

プロの施工では、事前にガラスの種類や設置状況を確認したうえで施工の可否を判断します。

DIYでは、こうした事前確認をご自身で行う必要があり、リスクの高いガラスかどうかを正確に見極めるのは簡単ではありません。

そして万一ガラスが割れた場合、交換費用は1枚あたり数万円〜。DIYで浮かせたつもりの金額を、簡単に上回ってしまいます。

塗布量のムラが、そのまま性能と見た目に残る

節電ガラスコートは、塗布量が多すぎても少なすぎても遮熱性能が低下します。「厚く塗るほど効く」わけではないのが、塗装との大きな違いです。

窓ガラスへのコーティング塗布作業の様子
プロのローラー工法。面全体に一定の圧力をかけながら、液剤を均一に塗り広げます。

プロがローラー工法を採用しているのは、面全体に一定の圧力をかけながら塗布でき、液剤を均一に密着させられるためです。

逆に、スポンジで塗る方法は含ませ方や力加減で塗布量にばらつきが出やすく、施工者の技術に品質が左右されます。

そしてムラは、乾燥後に光の当たり方で目立ちます。窓は毎日目に入る場所です。

さらに厄介なのは、塗り直しには既存の塗膜を除去する工程が必要になることです。上から重ね塗りしても解決しません。DIYでムラが出た場合、ご自身での修正は現実的に困難です。

保証が付かない

プロ施工では、万が一施工後に液剤が白濁するなどの不具合が生じた場合、再施工による保証をご用意しています。

DIYの場合、性能が出なくても、ムラが出ても、ガラスが割れても、すべて自己責任です。

液剤メーカーの製品保証は「液剤そのものの品質」に対するものであり、施工結果や窓ガラスに対する保証ではありません。

高所・大型窓・はめ殺し窓はDIYの対象外と考えてください

高所の窓の作業に伴う危険性のイメージ
高所の窓は、費用ではなく安全の問題としてDIYの対象外と考えてください。

条件

DIYで問題になる点

2階以上・吹き抜けの窓

脚立作業での転落リスク。室内側でも足場が不安定になりがち

大型の一枚ガラス

液剤が乾き始める前に塗り切る必要があり、面積が大きいほど難度が上がる

はめ殺し窓(FIX窓)

窓を外して作業できず、姿勢の自由が利かない

サッシ・床が汚れやすい環境

養生の範囲と精度が仕上がりを左右する

特に高所作業は、費用の問題ではなく安全の問題です。無理をなさらないでください。

正直なところ、DIYが向いている方・プロに任せるべき方

検討のポイント

DIYでも検討の余地あり

プロ施工をおすすめします

ガラスの種類

一般的な単板の透明フロートガラス

網入りガラス・Low-E複層ガラス・型板ガラス

窓の位置

1階・手の届く高さ

2階以上・吹き抜け・高所

窓のサイズ

小さめの腰窓

掃き出し窓・大型のFIX窓

面積

数㎡程度

10㎡以上

目的

まず試してみたい

電気代削減の効果を確実に出したい

仕上がり

多少のムラは許容できる

見た目も重視する(店舗・オフィス・リビング)

失敗時

自分で受け止められる

ガラス交換費用は避けたい

法人のお客様(オフィス・店舗・工場・施設)の場合は、原則としてプロ施工をご検討ください。面積が大きく、高所窓が含まれることが多く、何より営業を止められないためです。

仕上がりのムラは、そのままお客様や従業員の目に触れます。

迷ったら、まずはお気軽にご相談ください

DIYとプロ施工で迷われている段階でも、まずはお気軽にご相談ください。お見積りは無料です。

公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ、ガラスの種類や窓の状況を確認したうえで、施工についてご相談に乗ります。

👉 簡単見積ページで今すぐ料金を確認できます(無料)

プロの方へ:節電ガラスコートの加盟店という選択肢

プロによる節電ガラスコート施工の様子
プロによる施工のようす。事前にガラスの種類を確認し、リスクの高い窓はお断りしています。

この記事を読んで「自分で施工するのは難しそうだ」と感じた方の中には、施工を請け負う側のプロフェッショナルの方もいらっしゃるかもしれません。

実は節電ガラスコートは、塗装業・リフォーム業・ガラス工事業などを営む事業者様の新しい収益の柱として、加盟店という形で取り扱っていただくことも可能です。

DIYでは難しい仕上がりの均一性や性能の再現性も、施工技術と正しい知識があれば十分に実現できます。

既存事業に節電ガラスコートを組み合わせることで、既存のお客様への提案の幅を広げたいという方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

👉 加盟店に関するご相談も、お問い合わせページから承っています

よくあるご質問

Q. DIYで自分で塗ったあと、プロに塗り直しをお願いすることはできますか?

A. 可能ですが、既存のDIYコーティング剤を除去したうえでの再施工となるため、通常のプロ施工よりも工数と費用がかかる場合があります。

塗り直しをご検討の際は、事前にガラスの状態をご確認のうえご相談ください。

Q. 熱割れはどのタイミングで発生しやすいですか?

A. 施工直後よりも、季節の変わり目や急激な温度差が生じたとき(強い日差しが急に当たる、冷房を強くかけた直後など)に発生しやすいとされています。

ガラスの種類や厚み、フレームの状態によってもリスクは変わるため、不安な場合は施工前にご相談ください。

Q. 賃貸物件でも節電ガラスコートを施工できますか?

A. 賃貸物件の場合は、原状回復の観点から、施工前に管理会社や大家様の承諾を得ることをおすすめします。賃貸物件での施工をご検討の際はお気軽にご相談ください。

まとめ

節電ガラスコートは、DIY用の液剤も市販されており、塗ること自体は可能です。ただし、プロ施工との間には次のような差があることを押さえておいてください。

  • 熱割れリスクの見極めは、ガラスの状態を踏まえた経験が必要
  • 塗布ムラのない仕上がりには、技術と道具が必要
  • プロ施工には保証が付くが、DIYには保証がない
  • 高所・大型窓・はめ殺し窓はDIYの対象外

「自分で塗ってみたいけれど、失敗したくない」「大切な窓だから、確実な仕上がりにしたい」という方は、無理にDIYにこだわらず、プロにご相談ください。

まずは無料のお見積りから、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

👉 節電ガラスコートのデメリットや注意点はこちら:節電ガラスコートは本当に効果ある?デメリット・口コミ・費用・失敗しないための注意点を徹底解説

👉 節電ガラスコートの仕組みをもっと詳しく知りたい方はこちら:「窓に塗るだけで遮熱ができる」って本当?

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.UVカット効果はありますか?
A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
Q.耐久性は?その後はどうなるの?
A.1回のコートで15年以上が耐久年数の目安です(屋内施工の場合。メーカーの促進耐候性試験等に基づくメーカー調べの数値です)。ただし年数の経過とともに紫外線透過率が少しずつ上がり、UVカット性能は徐々に低下します(99%→95%程度)。15年を過ぎるとアクリル樹脂がほんの少し白っぽくなりますので、その時期に剥離して再施工となります。15年の耐久性はフィルムの約2倍の耐久性能となります。なお遮熱性能については、近赤外線カット材料CTO+ITOが完全無機のため劣化しにくい素材です。
Q.窓ガラスフィルムとの違いは何ですか?
A.フィルムは貼付型で耐久年数が5〜10年程度ですが、節電ガラスコートは塗布型で15年以上の耐久性があります。また、フィルムは膜厚50〜150μmに対し、ガラスコートは約8μmと薄いため、窓の見た目や透明性への影響が少なく、熱割れリスクも低くなります。さらに、型ガラスや曲面ガラスなどフィルムが貼れない窓にも施工可能です。
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すがや

この記事を書いた人

すがや

住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。

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