
「エアコンの効きが悪い」
「窓際に行くと夏はジリジリと暑く、冬はヒヤッとする」
といったお悩みはありませんか?
実は、住まいの中で熱の出入りが大きい場所は「窓」です。
窓の断熱・遮熱対策は、快適な住環境づくりだけでなく、電気代の高騰が続く現代における「節電」に直結します。この記事では、一般的な窓周りの対策をおさらいしつつ、近年注目を集めている新しい選択肢「節電ガラスコート」の魅力と効果について詳しく解説します。
1. なぜ「窓」の対策が重要なのか?

家の中でエアコンの空気が逃げたり、外の気温が侵入したりする割合は、屋根や壁よりも「窓(開口部)」が大きいと言われています。
- 夏の冷房時: 外から屋内に侵入する熱のうち、73%が窓(開口部)から侵入する(※夏の冷房期の数値です)
つまり、窓の対策を行うことで、エアコンの効率が上がり、電気代の抑制につながる可能性があります。
2. これまでの一般的な窓の対策とその課題
窓の対策として、これまで主流だった方法にはそれぞれメリットとデメリットがありました。
① 断熱・遮熱フィルム(シート)の貼り付け

フィルム施工には、大きく分けて「DIY」と「プロへの依頼」の2つのパターンがあり、仕上がりや寿命に明確な差が出ます。
- DIY(自分で貼る)場合:
ホームセンターなどで安価に材料を調達できるのが最大のメリットです。
しかし、素人が貼ると「気泡やホコリ」が入りやすく、数年で端からめくれたり変色したりと、見栄えや耐久性に難が残ります。 - プロに依頼する場合:
窓ガラスに合わせて隙間なく綺麗に仕上げてくれるため、見栄えや耐久性は格段に良くなります。
ただし、材料費に加えて「施工費(人件費)」が上乗せされるため、DIYに比べて初期費用は高くなります。
② 遮熱カーテンやブラインド

- メリット:
取り付けが簡単で、インテリアに合わせて選べる。 - デメリット:
閉め切ると部屋全体が暗くなってしまうため、日中の開放感が損なわれます。
③ 内窓(二重窓)の設置

既存の窓の室内側にもう一つ窓を取り付ける、近年非常に人気の高いリフォームです。
- メリット: 断熱・遮熱効果が高く、防音効果もあります。また、条件を満たせば国や自治体の補助金が活用できるケースが多くあります。
- デメリット:
初期費用が40,000円~/㎡と高額です。
また、窓枠が二重になるため部屋に少し圧迫感が出ることや、「窓の開け閉めや掃除の手間が2倍になる」という日常的なストレスが発生します。
④ ペアガラス(複層ガラス)へ交換

- メリット:
断熱効果・結露防止効果が非常に高く、防音効果も期待できる。 - デメリット:
窓枠ごと交換や増設を行うため、初期費用(数十万円単位)と施工の手間が大きくかかります。
⑤ すだれ・オーニング・グリーンカーテン(室外側の日よけ)

窓の外側で直接日差しを遮る、夏場に特化した対策です。
- メリット:
太陽の熱を窓の外でカットするため、夏の室温上昇を防ぐ効果が非常に高いです。すだれなら数百円からと手軽に始められます。
- デメリット: 最大の弱点は「天候に左右されること」です。
台風や強風のたびに片付けたり巻き上げたりする手間がかかります。
また、冬の寒さ(保温・断熱)には全く効果がなく、部屋からの景色も遮られてしまいます。
3. 第5の選択肢「節電ガラスコート」とは?

これらのデメリットを補い、手軽さと高い効果を両立する方法として登場したのが「節電ガラスコート(窓ガラス用の遮熱コーティング)」です。
既存の窓ガラスに特殊な液体塗料をローラーやスポンジで塗布し、薄い皮膜を形成する技術です。
節電ガラスコートの4つのメリット
- 遮熱効果でエアコン代を節約
太陽の赤外線を吸収する特殊な成分が含まれており、夏のジリジリとした暑さをカット。
冬は室内の暖気が窓から逃げるのを防ぐため、年間を通してエアコンの稼働効率を高めます。
- 透明度が高く景観を損なわない

光の透過率が高く、ガラスが少し青味がかかる程度で暗くなりません。 フィルムと違い、塗布後はほぼ無色透明のガラスと同等のクリアな視界を保ちます。
「景色を楽しみたい」「部屋を明るく保ちたい」というご家庭に最適です。 - 耐久性が高く、剥がれない
ガラスに直接密着して硬化するため、フィルムのように端からめくれたり、気泡が入ったりする心配がありません。
一般的な耐用年数も約10年〜15年と長寿命です。 - 紫外線(UV)を99%以上カット
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左は100均のグラス、右は同じガラスに節電ガラスコートを塗布。屋外で紫外線で紫に変色するガイコツで実験した結果、右は紫外線カットが高くほとんど変色をしませんでした。 肌の日焼け防止はもちろん、フローリングや家具、カーテンの色あせ・劣化を防ぐ効果もあります。
4. 費用相場は? 各対策の特徴と価格比較
「結局どれが一番コストパフォーマンスが良いの?」という疑問にお答えするため、一般的な価格相場と特徴を比較表にまとめました。(※価格は窓のサイズや業者によって変動します)
対策方法 | 費用目安(税込)※諸経費別 | 耐用年数 | メリット・デメリット |
遮熱フィルム(DIY) | 約2,200円〜5,500円 / 1枚 | 約3〜5年 | 【◎】とにかく安い 【△】気泡や剥がれのリスク、数年で貼り替えが必要 |
遮熱フィルム(業者施工) | 約18,000円〜 / ㎡(税別・一般的な相場)㎡ | 約5〜10年 | 【◎】仕上がりが綺麗 【△】経年劣化で端からめくれることがある |
節電ガラスコート(業者施工) | 税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)※10㎡より | 15年以上が目安 | 【◎フィルム(業者施工)より安く、寿命は約2倍、クリアな視界 【△】施工直後は乾燥時間が必要 |
内窓・ペアガラス(業者施工) | 40,000円〜/㎡(税別の一般的な目安・当社調べ・2026年時点) | 20年以上 | 【◎】断熱・防音効果が高い 【△】初期費用が高額、窓枠が二重になる |
表を見るとわかる通り、節電ガラスコートは「業者に依頼する遮熱フィルム」とほぼ同等の価格帯でありながら、耐用年数が約2倍長いという特徴があります。長期的なコストパフォーマンスを重視する方に非常に適した選択肢と言えます。
施工事例
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5. まとめ:賢い窓対策でエコで快適な暮らしを
窓の暑さ・寒さ対策は、そのまま電気代の節約に直結します。
「DIYのフィルムは仕上がりが不安」「でも窓ガラスの交換は予算オーバー」と迷っている方は、既存のガラスをそのまま活かせてコストパフォーマンスにも優れた節電ガラスコートを検討してみてはいかがでしょうか?
窓の形状や高所作業の有無によっては、プロの業者による施工が確実です。ご自宅の窓に最適なプランを知りたい場合は、まずは専門業者へ相談・見積もりを依頼してみることをおすすめします。
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「自社の窓だといくらになる?」「どのくらいの節電効果が見込める?」など、専門スタッフが丁寧にお答えします。
【法人の方】お問合せフォーム https://glasscoat-paint.com/contact/
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(参考)窓に塗るという対策がどんなものか、動画でもご覧いただけます。「職人社長の家づくり工務店」さんの動画で節電ガラスコートをご紹介いただいた箇所から再生されます。
この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
- Q.UVカット効果はありますか?
- A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
- Q.赤外線カット率はどのくらいですか?
- A.節電ガラスコートは、近赤外線を80%以上カットします。近赤外線とは、夏の暑い太陽の直射熱の波長域と言われ、朝方の東面や西日から入ってくる熱の正体です。窓ガラスは近赤外線をほとんど遮れないため、そのまま室内に入って床や家具に吸収され、室温を押し上げます。節電ガラスコートはこの近赤外線を窓の面でカットすることで、日射のある日中の暑さと窓際の温度上昇を抑えます。
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この記事を書いた人
すがや住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。
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