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基礎知識ライター: すがや

室内でも紫外線は入る?窓のUVカット対策を日焼け止めと比較

「家の中にいるから紫外線は平気」——そう思っていませんか?
実は、通常のガラス窓は紫外線の一部を素通りさせてしまい、室内にいても肌や家具は少しずつ紫外線ダメージを受けています。この記事では、室内の紫外線がどれくらい届いているのか、そして日焼け止め・UVカットフィルム・二重窓・ガラスコーティングという4つの対策方法を、効果とコストの両面から比較して解説します。

日差しが奥まで差し込んだリビングの風景
日差しが差し込み、明るく過ごしやすいリビング。屋内なら日差しを浴びても日焼けの心配は不要ですか?実は、屋内にも紫外線侵入し日焼けをします。屋内での紫外線対策を解説します。

室内でも紫外線を浴びている理由

紫外線には主にUV-AとUV-Bの2種類があります。

UV-Bは窓ガラスでほぼカットされますが、肌の奥深くまで届いて光老化(シミ・しわ・たるみ)の原因となるUV-Aは、通常の窓ガラスを70〜80%程度通過するといわれています。

南向き・西向きの窓が多い部屋、日当たりの良いリビングほど、この影響を受けやすくなります。

紫外線は人の肌だけでなく、家具やフローリング、カーテンにもダメージを与えます。より詳しい影響については関連コラムでも解説しています。

紫外線の影響で起きる床焼け現象ほイメージ画像
紫外線は、お肌だけではなくカーテンや家具、フローリングにも影響を与えます。

ガラスの種類で紫外線透過率はこれだけ変わる

窓ガラスの種類によって、紫外線カット率には大きな差があります。

・通常の単板ガラス:紫外線カット率 約20〜30%
・Low-E複層ガラス(ペアガラス):約70〜80%
・二重窓(内窓)設置:約70〜80%(組み合わせで90%超も)
・UVカットフィルム施工:約90〜99%(製品による)
・節電ガラスコート施工:99%以上

ガラスの種類別 紫外線カット率の目安:単板ガラス約20〜30%・Low-E複層約70〜80%・内窓約70〜80%・UVカットフィルム約90〜99%・節電ガラスコート99%以上

同じ「窓」でも、対策の有無・種類によって室内に入り込む紫外線量は大きく変わることがわかります。

節電ガラスコート施工前後の性能値を計測し、比較した画像
節電ガラスコートの性能比較画像。左は施工前、右は節電ガラスコートの施工後の計測値となる。こちらの画像では、UV透過率は75%→0%と変化し、99%以上カットしていることが分かる。2段目は可視光透過率でどのくらい光がとおるか(明るく見えるか)を計測し、89%→78%と少し明るさが抑えられた結果に。赤外線透過率は断熱性能で、78%→18%で82%かっとしていることが分かります。

室内の紫外線対策、4つの方法を比較

室内の紫外線対策には、大きく分けて4つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

室内の紫外線対策・4つの方法を比較:日焼け止め・UVカットフィルム18,000円〜/㎡(税別)・内窓40,000円〜/㎡(税別)・節電ガラスコート税込13,200円〜/㎡で紫外線99%以上カット
紫外線への4つの対策を比較。下の3つは、朝起きてすぐに日焼け止めを塗る生活から卒業できます。それぞれのメリット・デメリットは下記に解説します。

日焼け止めを塗る:最も手軽な対策ですが、室内にいる間ずっと塗り直しが必要で、汗や皮脂で効果が落ちやすいのが難点です。また、日焼け止めは人の肌は守れても、家具やフローリングの日焼けは防げません。

UVカットフィルムを貼る:窓に貼るだけで施工でき、初期費用も比較的安価です。

ただし、経年で剥がれ・気泡・変色が起こりやすく、耐用年数は5〜10年程度が目安とされています。断熱・遮熱効果は製品によって差があります。費用相場は施工込みで1㎡あたり18,000円〜(税別・一般的な相場)が目安です。

二重窓(内窓)を設置する:紫外線対策に加えて断熱効果も高く、冷暖房効率の改善が期待できます。

一方で工事費用が高額になりやすく、窓のサイズや構造によっては設置できないケースもあります。費用は40,000円〜/㎡(税別・一般的な相場)が目安ですが、断熱リフォーム向けの補助金制度の対象となる場合があります。

窓ガラスコーティング(節電ガラスコート)を施工する:窓ガラスに専用コーティング剤を塗布し、紫外線を99%以上、近赤外線を80%以上カットする施工です。

フィルムのような剥がれ・気泡の心配がなく、耐久性は15年以上とフィルムの約2倍。透明タイプなら見た目もほとんど変わらず、視界や採光を保ったまま対策できます。費用は税込13,200円〜/㎡と、内窓の設置に比べて手頃な価格で施工できます。

なぜ節電ガラスコートが選ばれるのか

節電ガラスコートの施工風景
実際の節電ガラスコートの施工風景。既存の窓ガラスへローラーを使って塗布施工するので、工事規模を抑えることができます。

節電ガラスコートは、日焼け止めのように塗り直しの手間がなく、フィルムのように剥がれる心配もない「窓そのものに施工する」タイプの紫外線対策です。

紫外線カット率99%以上で、肌にも家具にも効果を発揮
近赤外線を80%以上カットし、夏の暑さ対策・電気代の節約にもつながる
・結露の発生を50%以上抑制し、カビ・ダニ対策にも
・耐久性15年以上で、フィルムより長持ち
・世界30カ国以上での施工実績、国内業界シェアNo.1(業界誌調べ)

紫外線対策をきっかけに、暑さ対策や結露対策までまとめて解決したい方に選ばれています。詳しい費用感は関連コラムでも解説しています。

施工前に確認しておきたいポイント

熱線吸収ガラス・網入りガラス・ペアガラス(複層ガラス)・Low-E複層ガラスは、施工内容によっては熱割れのリスクがあります。節電ガラスコートはフィルムよりは熱割れリスクが低く、施工できるケースもありますが、リスクがゼロになるわけではなく、リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています。

これはコーティングに限らず、フィルム施工や窓ガラス自体でも同様のリスクです。自己判断せず、公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。なお熱割れ計算は、リスクがありそうな箇所やご要望があった場合に実施しています。

施工前の説明イメージ画像
事前に注意事項の説明を行い、注意点のご理解をいただいて施工をしています。

よくある質問

Q. 室内でも日焼け止めは必要ですか?

A. 通常の窓ガラスは紫外線(UV-A)の70〜80%を通すため、日当たりの良い部屋で長時間過ごす場合は、日焼け止めや窓の紫外線対策を組み合わせるのがおすすめです。

Q. UVカットフィルムと窓ガラスコーティングはどちらがいいですか?

A. 初期費用を抑えたい場合はフィルム、長期的なコストパフォーマンスや見た目の自然さを重視する場合はガラスコーティングが向いています。耐久性はコーティングの方が高い傾向にあります。


Q. 賃貸住宅でも施工できますか?

A. 窓ガラスの種類や管理規約によって異なるため、事前に業者・管理会社へ確認することをおすすめします。


Q. ペアガラス(複層ガラス)や網入りガラスにも施工できますか?

A. ペアガラスへの施工も可能です。もともとの断熱性能に遮熱・UVカット効果が加わり、結露抑制効果もより高まります。ただし、網入りガラス・熱線吸収ガラス・ペアガラス(複層ガラス)・LOW-E複層ガラスは熱割れの可能性があります。リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしていますので、可否は公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。なお熱割れ計算は、リスクがありそうな箇所やご要望があった場合に実施しています。


Q. 効果はどれくらい続きますか?

A. 節電ガラスコートは耐久年数15年以上を想定しており、フィルム(5〜10年程度)のような定期的な貼り替えは基本的に不要です。日常のお手入れも通常の窓拭き清掃で済みます。

まとめ

室内にいても、紫外線は窓ガラスを通して私たちの肌や家具にダメージを与え続けています。日焼け止め・UVカットフィルム・二重窓・ガラスコーティングにはそれぞれ特徴があり、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。中でも節電ガラスコートは、紫外線カット率・耐久性・見た目の自然さのバランスに優れた選択肢です。

リビングでくつろいでいるイメージ
屋内での日焼けへの紫外線対策。用途やコストなど条件に合わせて選択が必要です。窓の状態やお部屋の条件など、お気軽にご相談ください。

窓の状態やお部屋の条件によって最適な対策は異なります。お問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.UVカット効果はありますか?
A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
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この記事を書いた人

すがや

住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。

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