念願のマイホームやマンションの引き渡しが近づき、家具やカーテンを選んでいる時期。真新しいフローリング、こだわって選んだソファ、白い壁紙。この状態をできるだけ長く保ちたいと思うのは当然です。
一方で、住み始めて数年後に「ラグをどけたら、その部分だけ床の色が違った」という経験談はよく聞きます。窓から入る紫外線は、毎日少しずつ室内のものを日焼けさせています。
そして意外に知られていないのが、窓の紫外線対策は「入居前」が最もスムーズに進むということです。
この記事では、その理由と、新築の窓ならではの疑問(Low-Eペアガラスに施工できるのか、見た目は変わらないのか、小さな子どもがいても安全か)にお答えします。
窓の紫外線対策は、「入居前」がいちばんスムーズです
先に結論をまとめます。
- 窓のガラスコーティングは、入居前のほうが段取りがラクです。理由は「家具の移動が不要」「施工時の臭いが生活に影響しない」「カーテンを掛ける前に施工できる」の3つ
- 新築で主流のLow-E複層ガラス(ペアガラス)にも施工できるケースがあります
- 入居後でも施工は可能です。ただし窓の前に1m〜1.5mのスペースを空ける必要があるため、家具の移動が発生します
「入居してからでは手遅れ」ということはありません。ただ、同じ工事なら手間が少ないタイミングを選んだほうが得、という話です。
窓から入る紫外線が、フローリングと家具を日焼けさせる
紫外線のうち、波長の長いUV-Aは一般的な窓ガラスを透過して室内に入ります。日中、日差しが入る部屋では、次のようなものが少しずつダメージを受けます。
- フローリング(変色・色あせ)
- ソファやカーテンなどの布地(退色)
- 木製家具の表面
- 窓際の壁紙
- ピアノなどの塗装面
やっかいなのは、この変化がゆっくり進むことです。毎日見ているとほとんど気づかず、ラグや家具をどかしたときに、はじめて「日が当たっていた部分」と「隠れていた部分」の差として現れます。
フローリングは張り替えとなると大きな出費になるため、色が変わってからでは遅い代表格です。
なお、新築でLow-E複層ガラスが入っていても、それだけで紫外線が十分にカットできるとは限りません。
ガラスの紫外線カット性能は製品によって差があるため、住宅会社の仕様書やメーカーのカタログで実際の数値を確認してみてください。
なぜ入居前がベストなのか|3つの理由
理由はどれも、施工の実際の条件から来ています。

理由1:窓の前を1m〜1.5m空ける必要がある
施工には、窓の前に約1m〜1.5mの作業スペースが必要です。入居後だと、ソファやベッド、本棚、観葉植物などを一時的に動かすことになります。
入居前なら、部屋には何もありません。家具を動かす手間がゼロで済むうえ、作業もスムーズに進みます。
理由2:施工時の臭いが、生活に影響しない
施工中は除光液のような臭いが発生します。表面が乾燥した後(夏場は約30分、冬場は約1時間)に窓を開けて換気すれば2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるのは半日程度です。
とはいえ、生活しながらだと「今日は換気のために窓を開けっぱなしにする」といった調整が必要です。入居前ならその調整自体が不要になります。
理由3:施工後2日間は、窓に何も触れさせられない
施工後2日間は、窓ガラスに触れないようにしていただく必要があります。カーテンが窓ガラスに触れることも避けなければなりません。
入居前はカーテンを掛ける前の状態です。この2日間の養生期間を、引っ越し準備の期間にそのまま重ねられます。入居後だと、この間だけカーテンを外す・束ねるといった対応が必要になります。
新築の窓でよくある3つの疑問

Q1. うちはLow-Eペアガラス。施工できますか?
施工できるケースがあります。ペアガラスに施工すると、もともとの断熱性能に加えて遮熱とUVカットの効果が加わり、より高い省エネ効果が得られます。
結露を抑える効果については、ペアガラスとの組み合わせで大きく高まります。
熱割れを心配される方も多いのですが、単板ガラス(ノーマルガラス)では熱割れは起きにくいとされています。
網入りガラスや熱線吸収ガラスは、金属網とガラスの熱膨張率の違いからもともと割れやすい性質があり、これはフィルム施工など他の窓の対策でも同じです。
節電ガラスコートの厚みは約8μm(0.008mm)で、フィルムの50〜150μmと比べて非常に薄いため、熱膨張率の違いによる熱割れリスクは小さくなります。
網入りガラス・熱線吸収ガラス・ペアガラス(複層ガラス)・LOW-E複層ガラスは熱割れの可能性があり、リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています。
公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただければ、ガラスの種類を確認したうえで可否を判断します。
なお熱割れ計算は、リスクがありそうな箇所やご要望があった場合に実施していますので、ご不安な場合はお問い合わせの際にお伝えください。
Q2. せっかくの新築です。見た目は変わりませんか?
正直にお伝えすると、わずかに薄い水色になります。数値では、可視光透過率が施工前と比べて10〜15%ほど下がり、おおよそ75%〜になります。
比較の目安として、自動車のフロントガラスの可視光透過率は約70%です。つまりフロントガラスよりも透明度が高い状態です。実際に見ると、ほとんど透明に近い仕上がりです。
「まったく変わらない」とは言えませんが、部屋が暗くなったり、外の景色が見えにくくなったりするレベルではありません。気になる場合は、施工前にサンプルガラスで実際の見え方をご確認いただけます。
Q3. 小さな子どもがいます。成分は安全ですか?
節電ガラスコートの溶剤には、TVOC(総揮発性有機化合物)の14項目は含まれていません。
施工後のホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン、ベンゼン等の溶出もありません。溶剤が乾いた後は、万一舐めてしまっても問題のない成分です。
新築のシックハウスを気にされる方にとって、後から室内に有害物質を持ち込む心配がないのは安心材料になるかと思います。
ひとつ注意点として、施工時の臭いは水生生物(熱帯魚など)に影響が出るおそれがあります。アクアリウムを設置する予定がある場合は、水槽を入れる前に施工を済ませておくのが確実です。
この点でも入居前が有利です。
他の紫外線対策と比べてどうか
新築の窓の紫外線対策には、いくつかの選択肢があります。
対策 | 費用の目安 | 耐用年数 | 見た目・使い勝手 |
|---|---|---|---|
UVカットカーテン | 数千円〜/枚 | 数年 | 閉めている間は暗くなる。眺望も遮る |
遮熱・UVカットフィルム | 18,000円〜/㎡(税別・一般相場) | 5〜10年 | 製品により色味・継ぎ目が出る。貼り替えが必要 |
Low-E複層ガラスへの交換 | 45,000円〜/㎡(税別・一般相場) | ガラスの寿命 | 新築なら標準装備のことが多い |
節電ガラスコート | 13,200円(税込)〜/㎡ | 15年以上 | ほぼ透明。継ぎ目なし |
※節電ガラスコートは税込価格、その他は税別の一般相場です。
カーテンは手軽ですが、閉めなければ効果がありません。新築で大きな窓を選んだ方にとって、日中カーテンを閉めきる生活は本末転倒になりがちです。
フィルムは効果がありますが、5〜10年で貼り替えの時期が来ます。節電ガラスコートは耐久年数15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)で、フィルムの約2倍長持ちします。
費用の目安
節電ガラスコートの料金は、税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)です。すりガラス(型板ガラス)タイプは税込15,400円〜/㎡(税別14,000円〜)です。
最低施工面積は10㎡です。これを下回る面積でも10㎡分(税込132,000円〜)を申し受けます。※諸費用(養生・運搬・現場経費等)・出張費・高所費は別途お見積りです。
たとえば家全体で20㎡分の窓に施工する場合、20㎡ × 13,200円で264,000円(税込)〜が目安です。
リビングの掃き出し窓2枚(1.8m×2.0mを2枚で約7.2㎡)だけでも、10㎡分の132,000円(税込)〜となります。
10㎡までは面積が増えても金額が変わらないため、日当たりの強い窓をまとめて施工するのがおすすめです。
新築で「どの窓をやるべきか」は、方角と日照時間によって変わります。お見積りは無料です。公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ、費用の目安をご案内します。
よくあるご質問
Q. 入居後でも施工できますか?
できます。ただし窓の前に1m〜1.5mのスペースが必要なため、家具の移動をお願いすることになります。すでにお住まいの状態でも多くの施工実績があります。
Q. 施工にどれくらい時間がかかりますか?
一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
Q. 浴室やトイレの型ガラスにも施工できますか?
施工可能です。ただし型ガラスは表面の凹凸に汚れが入り込んでいると塗料をはじく場合があります。また塗膜を剥がせないため、15年後のメンテナンス時期には重ね塗りとなります。
Q. 効果はいつ発揮されますか?
節電ガラスコートは日射(太陽光)を遮る製品です。そのため紫外線カットも遮熱効果も、日差しがある日中に効果を発揮します。夜間の暑さ対策としての効果はありません。
Q. 自分で施工することはできますか?
節電ガラスコートは専門スタッフによるプロ施工を前提とした製品です。均一な塗膜をつくることが仕上がりと性能を左右するため、DIYでの施工は承っておりません。

まとめ:新居の状態を保つための「最初の一手」
新築を計画するとき、間取りやキッチン、壁紙にはこだわっても、窓の紫外線対策まで検討する方は多くありません。しかし、窓は紫外線が室内に入る最大の入口です。
節電ガラスコートなら、紫外線を99%以上カットし、夏の暑さのもとになる近赤外線も80%以上カットします。耐久年数は15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)です。
そして、入居前なら家具の移動もカーテンの調整も必要ありません。引き渡しから入居までの短い期間は、この工事にとって最も条件の良いタイミングです。
引き渡し日が決まったら、早めにご相談いただくと日程を調整しやすくなります。
施工のご相談・お見積り
窓のサイズや方角をお伺いすれば、費用の目安をご案内できます。お見積りは無料です。
関連コラム
この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.UVカット効果はありますか?
- A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
関連コラム
.jpg&w=3840&q=75)
この記事を書いた人
多田断熱リフォーム事業の責任者を経験し、全国の中古住宅の断熱性能を高める必要性を強く実感するも、コスト面(最低でも1,000万円〜)で全国に広めていくことの難しさを痛感。独立後に『コストを抑えて高い効果を発揮する節電ガラスコート』に出会い、自身で事業展開。法人施設から個人住宅まで様々な現場を手がけるとともに、法人向けに節電コンサルティング事業も行っている。
施工後のリアルな感想は
Instagramハイライトにて公開中!
実際に「節電ガラスコート」を導入されたお客様の生の声や、施工現場の様子をInstagramで随時発信しています。
プロフィール画面の「お客様の声」ハイライトから、ぜひチェックしてみてください。

インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
メディア掲載歴
お気軽にお問い合わせください
無料見積もり・ご相談を承っています






