「LED照明に変えた」「クールビズを徹底した」「空調の設定温度も見直した」——それでも電気代がなかなか下がらない。そんな悩みを抱える法人担当者の方は少なくありません。
実は、一般的な節電対策の多くは電気代の一部(電力量料金)にしか効きません。法人の電気代には、使用量とは別に「基本料金」という大きな固定費があり、ここに手を打たない限り、節電の効果は頭打ちになります。
本記事では、法人の電気代の仕組みから、よくある節電対策の限界、そして見落とされがちな「窓」からの熱対策までを解説します。

法人の電気代はどう決まっている?
法人(高圧・特別高圧契約など)の電気料金は、主に次の2つで構成されています。
- 基本料金:直近1年間で最も電力を使った30分間の平均使用量(=最大需要電力/デマンド値)で決まる固定費
- 電力量料金:実際に使用した電力量(kWh)に応じてかかる従量課金
ポイントは、基本料金が「その月の使用量」ではなく「過去1年間のピーク値」で決まるという点です。つまり、真夏の午後に一度でも大きな電力を使ってしまうと、その水準がその後1年間ずっと基本料金に反映され続けます。
節電というと「使用量(kWh)を減らす」ことばかりに意識が向きがちですが、法人にとってはピーク時の電力を抑える「ピークカット」こそが、基本料金という固定費を下げる最も効果的な一手になります。
よくある節電対策とその限界
多くの企業がすでに取り組んでいる代表的な節電対策を見てみましょう。
対策① LED照明への切り替え
消費電力を抑える効果はありますが、オフィスの電力消費に占める照明の割合は限定的で、削減インパクトは小さめです。
対策② クールビズ・ウォームビズ
設定温度の緩和は有効ですが、従業員の快適性とのバランスが難しく、効果も限定的です。
対策③ 空調フィルターの清掃・BEMS導入
運用改善としては重要ですが、根本的な熱の出入りそのものを止める対策ではありません。
これらは総じて「使用量(電力量料金)」には多少効いても、ピーク時の最大需要電力(基本料金)を大きく下げる力は弱いというのが実情です。

オフィスの電力の約48.6%は空調。その負荷を左右するのが「窓」
見落とされがちですが、オフィスビルのエネルギー消費のうち空調は約48.6%を占め、照明の約23.1%を大きく上回ります。そして、この空調負荷の多くは「窓」の出入りが原因です。
窓ガラスは熱伝導性が高く、夏は強い日差しと輻射熱をそのまま室内に取り込み、冬は暖房の熱を外に逃がします。空調がどれだけ頑張っても、窓から熱が出入りし続ける限り、消費電力は下がりにくいのです。

窓の遮熱対策を比較する
窓からの熱を防ぐ方法にはいくつかの選択肢があります。
- 節電ガラスコート:費用13,200円/㎡〜(税込)、近赤外線を80%以上カット、耐久性は15年以上
- 遮熱フィルム:費用18,000円/㎡〜(税別・一般相場)、耐久性は5〜10年
- 内窓(二重窓):費用40,000円/㎡〜(税別・一般相場)、耐久性は20年以上
フィルムは経年で剥がれや白濁が生じやすく、内窓は費用も工期も大きくなります。コストと効果のバランスに優れるのが「節電ガラスコート」という選択肢です。

節電ガラスコートの効果と導入メリット
窓ガラスに直接塗布する遮熱・断熱コーティングです。設備の入れ替えは不要で、施工は最短1日、営業中でも作業可能。見た目もほとんど変わりません。
- 近赤外線を80%以上カット・紫外線を99%以上カット
- 空調コストの削減(実証データでは約25%削減という結果。試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。記事内の試算では控えめに20%で見込みます)
- 環境省の環境技術実証事業(ETV)をはじめとする第三者機関の試験で性能を確認
- DAISO様の全国1,100店舗以上をはじめ、オフィスビル・商業施設・医療介護施設・公共施設などでの施工実績

まとめ|窓の遮熱は「基本料金」に効く節電対策
法人の電気代を根本から下げるには、使用量だけでなく「基本料金=ピーク時の最大需要電力」に効く対策が欠かせません。空調はオフィス全体の電力の約半分を占めます。その負荷の大きさを左右するのが窓であり、これまで見落とされがちな部分でした。
節電ガラスコートは、設備投資を抑えながら営業を止めずに導入できる数少ない「基本料金対策」です。まずは自社の窓でどれくらいの効果が見込めるか、お気軽にご相談ください。
この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、冬は室内の暖房熱を窓のコート面で吸収・再放射し、外へ逃がしにくくします。そのため空調にかかる負荷が軽減され、環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、エアコン代(空調費)を約25%削減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占める場合で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱断熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.法人のお客様には無料の現地調査・お見積りを承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では空調費を約25%削減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
- Q.オフィスビルや商業施設など、大規模施設にも対応できますか?
- A.はい、対応可能です。節電ガラスコートは、DAISO様の全国1,100店舗以上への導入や、リッツ・カールトン・インド(約2,000㎡)の大規模施工など、法人・大規模案件での導入実績がある製品です(いずれもメーカー本部を通じた導入実績です)。オフィスビル、ホテル、病院、工場、店舗など、あらゆる法人施設に対応しております。まずはお気軽にご相談ください。
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オフィスビル・食品スーパー・卸小売店・医療機関・飲食店・ホテル旅館が対象。施設の種類・月額電気代・空調の節電率を選ぶだけで試算できます(一般住宅向けの試算はご用意しておりません)。

この記事を書いた人
青柳 真理江ガラスコート本部で施工研修講師も務める元保育士。 カナダで体感した”窓が大きくても暖かい家”に感動して、帰国後は節電ガラスコートの塗装職人として活動。 企業に向けた電気代削減の提案から、健康的な住まいづくりの情報を発信中。
施工後のリアルな感想は
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実際に「節電ガラスコート」を導入されたお客様の生の声や、施工現場の様子をInstagramで随時発信しています。
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インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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