2025年6月、職場の熱中症対策を義務付ける改正労働安全衛生規則が施行されました。「休憩室を整備した」「手順書を作った」という事業者も多い一方、窓際だけ暑いオフィスや店舗、工場の温度そのものは変わっていないケースも少なくありません。この記事では、義務化の要点を整理したうえで、窓の暑さ対策として何を検討すべきか、判断軸を解説します。
結論:制度対応と窓の温熱環境改善は別問題です

- 改正労働安全衛生規則が事業者に義務付けているのは「早期発見のための体制整備」「重篤化を防止する措置の実施手順の作成」「関係作業者への周知」の3点です(厚生労働省)
- 職場の温度そのものを下げることは法的義務の対象ではありません。ただし窓際の温度が高いままだと、体制を整えても熱中症リスクの高い作業・座席は減らしにくく、エアコン負荷や電気代も上がりやすくなります
- 窓ガラスからの輻射熱を抑えることは、義務化への直接対応ではなく、職場環境そのものを暑くしにくくする予防的な取り組みとして検討されています
あなたの職場は当てはまる?チェックリスト

- 窓際の座席・作業スペースだけ体感温度が高い
- 大きな窓、南向き・西向きの窓がある(オフィス、クリニック、工場・倉庫、店舗など)
- 対象作業(WBGT28度以上または気温31度以上の環境で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業)に該当する持ち場がある(厚生労働省)
- 夏場のエアコン稼働時間や電気代が年々増えている
- ブラインドやカーテンだけでは日中の暑さをしのぎきれない
- 網入りガラスやペアガラスを使用している(対策検討時は熱割れリスクの事前確認が必須です)
該当項目が多いほど、体制整備に加えて窓そのものの温熱環境を見直す価値があります。
節電ガラスコートとは?

「節電ガラスコート」は、既存の窓ガラスに専用コーティング剤をローラーで塗布する施工です。ガラス交換や内窓の設置は不要です。
- 効果:赤外線を約80%、紫外線を約99%カットし、結露も約50%抑制します。遮熱・断熱効果は環境省の環境技術実証事業をはじめとする第三者機関の試験で確認されています
- 運営への影響:施工時間は最短半日。表面は塗布後約1時間で乾き、翌日には触れられる状態になります(完全乾燥までは約1か月)
- におい:施工直後はにおいがありますが、半日〜1日で和らぎます
- 見た目:透明タイプなら採光・視界を損ないません。フィルムが施工しにくい型ガラス・すりガラスに対応するタイプもあります
- 施工できる窓:形状を問わず施工可能です。ただし網入りガラス・ペアガラスは熱割れのリスクがあるため、必ず熱割れ計算を実施したうえで可否を判断します
- 耐久性:耐久年数15年以上で貼り替え不要。日常のお手入れは通常清掃で足ります
- 賃貸・テナントでの導入も可能です。透明ガラスは剥離・塗り直しに対応します(型ガラスなどテクスチャーのあるガラスは剥離不可)
他の対策との違い

- 遮熱フィルム:貼るタイプの製品で、経年での貼り替えが必要になる時期があります。型ガラス・すりガラスには施工が難しい場合があります
- 内窓・ガラス交換:断熱性能は高い一方、工事期間・コスト・工事中の営業影響が大きくなりがちです
- ブラインド・カーテン:日射を遮れますが、採光や見た目を犠牲にしやすく、輻射熱そのものは窓面に残ります
- ガラスコートは既存窓を活かしたまま塗布のみで施工でき、耐久性が15年以上と長期にわたる点が異なります。工法にはそれぞれ一長一短があり、建物の状況や予算に応じた選定が重要です
費用の目安
- 13,200円(税込)/㎡ ※10㎡より、諸経費別
- 10㎡以下は一律132,000円(税込)※諸経費別
- 見積は無料です。網入りガラス・ペアガラスは熱割れ計算のうえで施工可否・費用感をご案内します
窓の断熱改修については、国や自治体の補助制度が用意されている場合があります。たとえば環境省が実施する「先進的窓リノベ2026事業」のように断熱窓への改修を対象とする補助制度もありますが、対象となる工事・製品・補助率・申請方法・締切は制度や自治体によって異なります。ご利用を検討される場合は、必ず所管の担当課・事務局へ事前にご確認ください。
※本記事の補助金に関する情報は制度の一例であり、節電ガラスコートが当該制度の対象となることを保証するものではありません。
よくあるご質問
Q. ガラスコートを施工すれば、熱中症対策の義務化に対応したことになりますか?
A. いいえ。義務化の内容は体制整備・手順作成・周知であり、窓の施工そのものが法的義務を満たすわけではありません。窓の温熱環境改善は、義務対応を後押しする予防策の一つとしてご検討ください。
Q. 網入りガラスやペアガラスでも施工できますか?
A. 熱割れのリスクがあるため、必ず事前に熱割れ計算を行ったうえで施工可否を判断します。
Q. 効果はどのくらい続きますか?
A. 耐久年数は15年以上を想定しており、貼り替えは不要です。日常は通常清掃でお手入れいただけます。
Q. 節電額は保証されますか?
A. 建物の構造や使用状況により効果は異なるため、具体的な節電額をお約束することはできません。まずは無料見積で窓の状況をご確認ください。
まずは窓の状況を無料見積で確認しませんか
熱中症対策の体制を整えるだけでなく、窓際の温熱環境そのものを見直すことで、職場の安全性と電気代の両面に効いてきます。クリニックや総合病院、オフィスビル、工場・倉庫、店舗、学校など、さまざまな施設での施工事例がございます。詳しくは施工事例をご覧ください。
網入りガラス・ペアガラスも含め、まずは現地確認のうえ熱割れ計算と無料見積をご案内します。お問い合わせはこちら。
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この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。赤外線をカットするので、夏は太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、冬は室内で温めた熱が窓から逃げてしまうのを防ぎます。そのため、空調にかかる負荷が軽減されてエアコン代を15%削減できる省エネ対策用のガラスコートです。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間で消失)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱断熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.はい、可能です。施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに、導入前後の電気代削減シミュレーションをお出しいたします。一般的にオフィスビルでは空調費の約10%(全体の電気代で約4〜5%)の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日や太陽の日差しのきつい場合、直遮熱で最大約20℃の温度差が生じます。室内全体では、2〜3℃下がります。冬場は反対に、室内の熱を吸収し再放射するため、窓冷えせずに室内の温かさを保つことができます。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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この記事を書いた人
すがや住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。
施工後のリアルな感想は
Instagramハイライトにて公開中!
実際に「節電ガラスコート」を導入されたお客様の生の声や、施工現場の様子をInstagramで随時発信しています。
プロフィール画面の「お客様の声」ハイライトから、ぜひチェックしてみてください。

インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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