窓の遮熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
法人向けライター: すがや

商業施設の電気代|内訳と共用部の窓からできる削減策

商業施設の電気代は、共用部と専有部で見え方がまったく違います。

テナントは自分の区画の電気代を見ますが、施設の管理側はモール通路やエントランスなどの共用部を丸ごと背負います。

ここは売上を生まないのに、いちばんガラス面が大きい場所です。

この記事では、小売の電力が何に使われているかを公的データで確認します。そのうえで、共用部の窓という手つかずになりやすい熱の入口を整理します。

全面ガラスの商業施設の外観
開放感を出すための大きなガラスは、そのまま熱の入口にもなります

小売の電気は何に使われているか

卸・小売店の電力消費の内訳。空調26.2%、照明21.8%、冷凍・冷蔵6.9%、ショーケース6.6%
卸・小売店の電力消費の内訳(夏・17時頃)/出典:資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)」

資源エネルギー庁の「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)」に、卸・小売店の電力消費の内訳が載っています。夏の17時頃の数字です。

設備

割合

空調

26.2%

照明

21.8%

冷凍・冷蔵

6.9%

ショーケース

6.6%

その他

38.5%

同資料は、空調・照明・冷凍冷蔵・ショーケースを合わせると約62%を占めるため、この分野の省エネ対策が特に有効だとしています。

ピークは9時〜21時。営業時間とほぼ同じ

同じ資料には、卸・小売店の電力消費は9時〜21時頃に高い状態が続くとあります。

開店から閉店までずっと高い状態が続き、そのうち日中の時間帯は日射と重なります。空調が最も働いている時間に、ガラス面から熱が入り続けている構図です。

出典:資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)令和8年度版」

国が示す削減策と、その効果

卸・小売店の対策別の省エネ効果。照明の間引き11.7%、未使用エリアの消灯2.4%、室内温度を2℃上げる2.4%、冷蔵設備の見直し2.3%
卸・小売店の対策別・建物全体に対する省エネ効果/出典:同上。一定の条件の下での試算結果です

同じ資料には、卸・小売店向けの基本アクションと建物全体に対する省エネ効果が載っています。

対策

建物全体に対する省エネ効果

店舗の照明を半分程度間引きする

11.7%

使用していないエリアや看板・外部照明・駐車場を消灯する

2.4%

店舗の室内温度を26℃から2℃上げる

2.4%

業務用冷蔵庫の台数限定・ショーケースの消灯・凝縮器の洗浄

2.3%

※ 一定の条件の下での試算結果です。建物の利用状況により削減値は異なります(同資料の注記)。

効果がいちばん大きいのは照明の間引きで11.7%。ただし商品の見え方を半分にするということでもあります。

小売にとって照度は売上に直結する要素です。労働安全衛生規則の基準値(普通作業150ルクス)にも留意が必要で、そのまま実行できる施設は多くありません。

設定温度を2℃上げても2.4%。同資料にも「熱中症にご注意ください」と注記されています。

つまり残っているのは、売場を暗くするか、お客様に暑さを我慢してもらうかという選択肢だけ、という状態です。

共用部のガラスが、施設全体の空調を重くしている

夏に室内へ入る熱の約73%は窓から

夏の冷房時、室内に入ってくる熱のうち約73%が窓から入ってきます。

※夏の冷房期の数値です。

商業施設は、開放感を出すために大きなガラスを使います。エントランスの全面ガラス、吹き抜けのアトリウム、モール通路の連続窓。集客のための設計が、そのまま熱の入口になっています。

共用部は「売上を生まないのに空調が重い」場所

専有部の空調はテナントが調整できます。しかし共用部は施設側の管理です。

  • エントランス・風除室:自動ドアの開閉と日射が同時に入る
  • アトリウム・吹き抜け:暖まった空気が上にたまり、上階の通路が暑くなる
  • モール通路の窓面:滞在時間は短いが、面積が大きい
  • フードコート・休憩スペース:滞在時間が長く、暑さがクレームになりやすい
  • 管理事務所・バックヤード:従業員の作業環境と熱中症対策に直結

共用部の光熱費は共益費としてテナントに転嫁されることが多く、上がり続ければテナントの不満にもなります

冷やしすぎと寒すぎが同居する

入口付近に合わせて空調を強めると、奥の区画が寒くなります。空調は最大で回っているのに、どこも快適ではない。

入ってくる熱の量そのものを減らさない限り、この状態は解けません

施設の空調コストを窓から見直す

窓からの日射熱と空調コストの関係は、法人向けのページでも整理しています。

窓の遮熱で空調コストを見直す(法人向けページ)

窓の対策を4つ比べる

窓の対策4つの比較表。節電ガラスコート税込13,200円〜/㎡、遮熱フィルム18,000円〜/㎡、内窓40,000円〜/㎡、Low-Eペアガラス45,000円〜/㎡
窓の対策4つの比較。節電ガラスコートは税込、他工法は税別の一般的な目安(当社調べ・2026年時点)です

項目

節電ガラスコート

遮熱フィルム

内窓(二重窓)

Low-Eペアガラス

費用の目安

税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)

18,000円〜/㎡

40,000円〜/㎡

45,000円〜/㎡

耐用年数の目安

15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)

5〜10年

長い

長い

ガラスの交換

不要

不要

不要(内側に増設)

必要

見た目の変化

ほとんどなし

製品による

サッシが増える

ほとんどなし

曲面・型ガラス

施工できる

貼れない

※ 節電ガラスコートは税込価格です。他工法は税別の一般的な目安(当社調べ・2026年時点)で、実際の金額は施工業者・現場により異なります。

※ 節電ガラスコートの最低施工面積は10㎡です。これを下回る面積でも10㎡分=132,000円〜(税込)を申し受けます。

※ 諸費用(養生・運搬・現場経費等)・出張費・高所費は別途お見積りとなります。

商業施設のファサードは建物の顔です。内窓の増設やサッシごとの交換は、意匠を変えることになり、費用も工期も大きくなります。

節電ガラスコートが商業施設に向いている理由

節電ガラスコートの性能。赤外異80%以上カット、紫外異99%以上カット、結露50%以上抑制、耐久15年以上が目安
節電ガラスコートの主な性能。耐久年数は屋内施工の場合・メーカー調べです

節電ガラスコートは、いま入っているガラスの内側に専用の塗料をローラーで塗る工法です。ガラスもサッシも交換しません。

営業を止めずに施工できる

大きなガラス面に専用ローラーで節電ガラスコートを塗布している様子
施工の様子。区画や窓面を区切って部分ごとに進められます

大型の資材を運び込む必要がないため、区画や窓面を区切って部分ごとに施工できます。営業時間外での作業にも対応します。

ただし6〜9時と18〜23時は25%割増、23〜6時は50%割増になります。金額に関わるので先にお伝えしています。

年中無休で営業する施設ほど、この「止めなくていい」という点が効いてきます。

意匠を変えずに済む

膜厚は約8μm(1000分の8ミリ)です。遮熱フィルムの50〜150μmと比べて非常に薄く、施工後の可視光透過率は75%以上を保ちます。

外から見たファサードも、館内の明るさも大きくは変わりません。建物の顔を触らずに日射だけ減らせます

商品や什器の日焼けにも効く

紫外線を99%以上カットします。窓際の商品、サイン、ソファの張り地などの色褪せを抑える効果も期待できます。

赤外線については、近赤外線を80%以上カットします。太陽の赤外線を吸収し、室内への熱の流入を抑える仕組みです。

なお、効果を発揮するのは日差しがある日中が中心です。夜間の効果をうたうものではありません。

施工できない窓もあります

すべての窓に施工できるわけではありません。

フィルムよりは熱割れリスクが低く、施工できるケースもあります。

ただしリスクがゼロになるわけではありません。東面にある網入りガラスなど熱割れリスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています

熱割れの可能性があるガラスは、熱線吸収ガラス・網入りガラス・ペアガラス(複層)・Low-E複層です。可否は公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。

一方で、型ガラス(型板ガラス)や曲面ガラスは、フィルムは貼れませんが節電ガラスコートは施工できます。曲面のファサードを持つ施設でも選択肢になります。

施工時の臭いについて

施工中は除光液のような臭いがします。換気をすれば2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度です。

飲食テナントが近い区画では特に気になる点なので、施工エリアと時間帯の組み方をあわせてご相談ください。

電気代への効果はどう考えればよいか

節電ガラスコートの8つの特徴
節電ガラスコートの8つの特徴。効果を発揮するのは日差しがある日中が中心です

環境省の環境技術実証事業(ETV)では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した試験結果が示されています。試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。

では電気代が何%下がるのか。これは施設ごとに条件が違いすぎるため、一律の数字ではお伝えしていません。

卸・小売の空調は電力の26.2%です。さらに窓の対策が効くのは、ガラス面のある区画の空調負荷に限られます。共用部の面積比によっても結果は変わります。

導入前の個別シミュレーションは、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っています。図面と窓の条件をいただければ、施設の実態に沿った形で試算します。

温度でみた効果の目安

温度でみた場合の目安は次のとおりです(いずれもメーカー公表の一般値)。

  • 直射熱を5〜15℃近く遮熱
  • 窓際の温度差8〜10℃
  • 室内全体で2〜3℃の温度低下が見込めます

「エントランス付近だけ暑い」「フードコートの窓際が暑い」という状態の解消には、体感で分かりやすい効果が出やすい部分です。

費用の目安を確かめる

面積を入れると概算が出るページをご用意しています。

節電ガラスコートの費用の目安を見る

導入までの流れ

導入までの流れ。公式LINEで窓の写真・図面を送る、無料お見積り、施工できるかの確認、日程調整、施工
導入までの流れ。お見積りは無料です。諸費用・出張費・高所費は別途お見積りとなります
  • 公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただく
  • お見積り(無料)をご提出
  • 施工可否(ガラス種別・熱割れリスク)の確認
  • 施工日程・時間帯・区画の順番の調整
  • 施工

実際にガラス越しの熱の違いを確かめられる体感キットもご用意しています。稟議やテナントへの説明の材料としてお使いいただけます。

よくある質問

Q. 営業しながら施工できますか?

A. 区画や窓面を区切って部分的に進める方法が一般的です。営業時間外での作業にも対応します。

営業時間外は割増(6〜9時/18〜23時は25%増、23〜6時は50%増)が加算されます。

Q. 館内が暗くなりませんか?

A. 施工後の可視光透過率は75%以上を保ちます。膜厚が約8μmと非常に薄いため、見た目の変化は大きくありません。

Q. 吹き抜けの高い位置のガラスも施工できますか?

A. 高所の施工にも対応しますが、高所費は別途お見積りとなります。足場や高所作業車が必要になる場合があるため、図面を拝見したうえでご案内します。

Q. 冬はどうなりますか?

A. 冬は結露の抑制が期待できます。メーカー公表値では結露の発生を50%以上抑制するとされていますが、完全に防ぐことはできません

コーティングが熱を吸収してガラス面が暖まる特性によるものです。結露を放置した場合に生じやすいカビ・ダニの発生リスクの低減にもつながります。

Q. どのくらい持ちますか?

A. 15年以上が目安です(屋内施工の場合・メーカー調べ)。遮熱フィルムの5〜10年と比べると、貼り替えの手間と費用がかかりにくい点が違いです。

まとめ

  • 卸・小売店の電力は空調26.2%、照明21.8%。上位4つで約62%
  • ピークは9時〜21時。営業時間とほぼ同じで、日中は日射と重なる
  • 国が示す対策は照明の間引き11.7%が最大。ただし商品の見え方と引き換え
  • 共用部は売上を生まないのにガラス面が大きく、光熱費は共益費としてテナントにも響く
  • 夏に室内へ入る熱の約73%は窓から(※夏の冷房期の数値です)

売場を暗くも暑くもせずに空調の負荷を減らせる余地が、共用部の窓には残っています。

まずは窓の写真をお送りください

お見積りは無料です。公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ、施工できるかどうかと概算のお見積りをお返しします。

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窓の遮熱で空調コストを見直す(法人向けページ)

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
A.法人のお客様には無料の現地調査・お見積りを承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
Q.節電ガラスコートの特徴は?
A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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この記事を書いた人

すがや

住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。

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