マンションの窓から省エネ・快適性を改善する【管理組合・管理会社向けガイド2026】

居住者からのこんな声、届いていませんか?
「夏は窓際が暑くてエアコンが効かない」「冬は結露がひどくてカビが生えた」「光熱費が高い」――。
これらはすべて、窓の断熱・遮熱性能の問題です。個々の居住者が対策しようとしても、マンションの窓は共用部のため手を加えられないケースがほとんど。だからこそ管理組合・管理会社が主導して取り組む価値があります。
なぜ今、マンションの窓対策が重要なのか
① 省エネ基準の義務化が進んでいる
2025年から、新築マンションには原則として省エネ基準適合が義務化されています。さらに国は、2030年度までにその基準をZEH/ZEB水準へ引き上げる方針を示しています。
既存マンションも無関係ではありません。将来の大規模修繕・資産価値維持の観点から、今から窓の省エネ対策を進めておくことが重要です。
② 窓からの熱損失が最大
住宅の熱損失の約50〜70%は窓から発生すると言われています。
エアコン・給湯器より先に、窓への対策が冷暖房効率改善の近道です。
③ 補助金の活用チャンス
先進的窓リノベ2026事業は、既存住宅の窓を高性能な断熱窓に改修する工事を支援する環境省所管の補助制度です。予算規模は1,125億円で、住宅所有者(個人・法人)、賃貸住宅オーナー、マンション管理組合なども対象となります。
管理組合が主導できる窓対策
対策① 節電ガラスコート(共用部・専有部どちらにも対応)

最も導入しやすい選択肢です。
液体のコーティング剤を既存のガラスに塗布するだけで赤外線80%カット・UVカット99%・結露50%抑制・耐久年数15年以上を実現します。
ポイント | 内容 |
|---|---|
工事不要 | 足場・大規模工事が不要 |
業務への影響なし | 最短半日・居住者への影響が最小 |
大判ガラスも継ぎ目なし | フィルムと違い規格サイズの制約がない |
型ガラス・磨りガラスにも対応 | 廊下・階段など共用部の様々な窓に対応 |
防虫効果 | エントランス・廊下の虫侵入を抑制 |
全棟一括施工が可能 | 管理組合主導での一括導入に最適 |
世界35カ国・施工実績100万㎡超 | 法人・大型施設への豊富な実績 |
⚠️ 原状復帰について:透明ガラスのみ剥離可能。型ガラス・磨りガラスは原状復帰不可のため、賃貸物件での導入前にオーナー・居住者への確認が必要です。
対策② 内窓設置(先進的窓リノベ2026対象)
全世帯を対象に窓などの断熱工事を行う場合、管理組合は居住者単独と同じ「住宅取得者等」という立場で工事施工業者にリフォーム工事を発注し、工事施工業者が補助金の申請を行うことになります。
補助額:上限100万円/戸(2026年度)
管理組合による50戸以上の窓ドア改修の場合は助成単価・上限額を1.2倍に割増となります。
対策③ 共用部への遮熱フィルム
エントランス・廊下・駐車場など共用部の大型ガラス面への遮熱対策も有効です。ただし大判ガラスへのフィルム施工は継ぎ接ぎになるため、美観を重視する場合は節電ガラスコートが適しています。
管理組合が窓対策を進めるメリット
メリット | 内容 |
|---|---|
居住者満足度の向上 | 暑さ・寒さ・結露の改善により住み心地が向上 |
光熱費の削減 | エアコン効率の改善で各戸の電気代を削減 |
資産価値の維持・向上 | 省エネ性能の高いマンションは市場評価が上がる |
カビ・結露によるクレーム削減 | 建材劣化・健康被害のリスクを低減 |
脱炭素への貢献 | CO2排出削減・ESG対応 |
補助金活用の流れ
① 管理組合で議題として検討・決議
↓
② 施工業者に相談・見積もり取得
↓
③ 補助金登録事業者かどうかを確認
↓
④ 工事着手(2025年11月28日以降が対象)
↓
⑤ 施工業者が補助金申請を代行
↓
⑥ 補助金が管理組合・各戸に還元⚠️ 注意:2025年度の住宅省エネ補助は一部の事業で早期に予算上限に達しました。2026年度も同様の傾向が予想されますので、早めの計画・申請をおすすめします。
節電ガラスコートと内窓の組み合わせがベスト
項目 | 節電ガラスコート | 内窓設置 |
|---|---|---|
遮熱効果 | ◎ 赤外線80%カット | ○ |
断熱効果 | ○ | ◎ |
結露抑制 | ◎ 50%抑制 | ◎ |
UVカット | ◎ 99% | △ |
防虫 | ◎ | — |
補助金対象 | △ | ◎ |
工事規模 | 小(最短半日) | 中 |
費用 | 中 | 高 |
共用部・廊下・エントランスには節電ガラスコート、専有部の内窓には補助金を活用した内窓設置という組み合わせが、コスト・効果のバランスが最も優れています。
まとめ
マンションの窓対策は、居住者の快適性・資産価値・省エネ性能すべてに影響する重要な経営課題です。補助金を活用しながら、管理組合・管理会社が主導して取り組むことで、個々の居住者では実現できない大きな効果を得られます。
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この記事を書いた人
すがや
コンサル会社の技術サポート部、企画住宅ブランド立ち上げ、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートやメンテナンスに携わる。FC本部から工務店など住宅業界の経験を経て、節電ガラスコートの現場施工・管理に。暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな暮らしの環境を皆様に届けるため、奮闘中。
施工後のリアルな感想は
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実際に「節電ガラスコート」を導入されたお客様の生の声や、施工現場の様子をInstagramで随時発信しています。
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インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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