
連日続く猛暑の中、企業の総務・施設管理担当者様にとって「従業員の熱中症対策」は最重要課題の一つです。
熱中症と聞くと、屋外の工事現場やスポーツ中のトラブルをイメージしがちですが、実は近年、オフィスや工場、店舗などの「室内」で発生する熱中症が深刻な労災リスクとして問題視されています。
「うちはエアコンを強めに設定しているから大丈夫」 もしそうお考えなら、建物の「窓の性能」によっては、危険な落とし穴にハマっているかもしれません。
政府が定義する熱中症のメカニズムと「3つの危険環境」
環境省や厚生労働省のガイドラインによると、熱中症とは「体温の上昇と体内の水分・塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなる状態」を指します。
そして、熱中症を引き起こす「環境の要因」として、以下の3つが挙げられています。
- 高い気温
- 高い湿度
- 強い輻射熱(ふくしゃねつ)≒強い放射熱(ほうしゃねつ)

この中で、多くの企業が見落としがちなのが「3. 強い輻射熱≒放射熱」です。
輻射熱≒放射熱とは、太陽光などが物に当たり、そこから直接人体に伝わる熱のこと。冬場にストーブの前にいると、空気は冷たくても体が芯から暖まるのと同じ原理です。
実は、オフィス環境における「輻射熱のサイン」は、日常のこんな不満の中に隠れています。
サイン①:「窓際だけが暑い」室内温度差3℃が招く、空調電気代急増の悪夢

「私の席、窓際だからエアコンの風が届かなくて暑いんですよね」 総務担当者様も、これを「レイアウトの問題」と片付けてしまっていませんか?
空調工学の基準では、同じ部屋の中で「2℃〜3℃以上」の温度差(温度ムラ)が発生すると、人は明確に不快感を覚えると言われています。
窓際が暑い本当の理由は、エアコンの冷気が届いていないからではなく、古い窓ガラスを突き抜けてくる「強烈な輻射熱」が冷房効果を完全に上書きしてしまっているからです。
この温度差を間取りのせいにして放置すると、最悪の負のループに陥ります。
- 窓際の人が3℃分の暑さを訴えるため、エアコンの設定温度を「3℃」下げる。
- 環境省の公表値では、冷房の設定温度を1℃高くすると消費電力を約13%削減できるとされています。裏を返せば、設定温度を下げるほど空調の消費電力は大きく増えるということです。つまり、窓際を冷やすためだけに、オフィス全体の空調電気代が大きく跳ね上がることになります。
- 同時に、部屋の中央にいる人は「寒すぎる」と冷房病になり、労働環境が悪化します。
同じ室内なのに「場所によって2℃〜3℃の温度差がある」と感じたら、それは間取りの限界ではなく、「窓の性能の限界」を疑うべき明確なタイミングです。
サイン②:「夕方になるとエアコンが効かなくなる」ダブルの輻射熱≒放射熱

もう一つの分かりやすいサインが、「夕方(特に西日)になると、途端に室内が暑くなる」という現象です。これも輻射熱≒放射熱が原因であり、夕方のオフィスは2つの最悪な条件が重なります。
- 太陽の角度による直撃:
夕方になり太陽の位置が低くなると、日光(近赤外線)が低い角度からオフィスの奥深くまで突き刺さり、広範囲の人に直接輻射熱≒放射熱を浴びせます。
- 備品からの「蓄熱」の放出:
日中に性能の悪い窓から侵入した熱は、床や壁、スチールキャビネットなどに蓄積されています。夕方になると、限界まで熱を溜め込んだ備品たちが「暖房器具」のように輻射熱≒放射熱を放出し始めるのです。
退社時間が近づいているにもかかわらず、この夕方の熱から逃れるためにエアコンを「強」にしてしまう企業は少なくありません。
エアコンを欺く「輻射熱≒放射熱」と、古い建物の罠
室温計は25℃を指しているのに、強烈な輻射熱≒放射熱を浴び続けることで体感温度は30℃を超えている――。これが、空調が効いているはずの室内で熱中症が多発する「見えない罠」の正体です。
この問題の根本原因は、以前のコラムでも触れた「2015年以前の古いビル」が抱える窓の弱点にあります。
1990年代のビルに多く見られる単板ガラス(1枚ガラス)は、U値(熱貫流率)が非常に高く、太陽の熱を防げない「ただのガラスのコップ」状態です。 最新ビル(魔法瓶のような構造)と比べて、古い窓はエアコンに約4倍もの負荷をかけ続けています。

窓の性能を上げて、安全と利益を両立する

この「熱中症リスク」と「電気代高騰」という二重苦を根本から解決するには、窓から侵入する輻射熱≒放射熱をシャットアウトするしかありません。
そこで現在、大掛かりな窓ガラス交換の代替策として多くの企業に選ばれているのが「節電ガラスコート」です。 既存の窓ガラスに特殊な遮熱成分を含む専用液剤をコーティングするだけで、熱中症の元凶となる太陽の熱(近赤外線)を80%以上カットします。
ジリジリと肌を焼く輻射熱を防ぐことで、エアコンの設定温度を無理に下げなくても、室内全体が均一で快適な温度に保たれます。窓際の不満や夕方の暑さをやわらげ、従業員の熱中症リスクを抑えながら、空調費用の削減にもつながります。
「エアコンの温度設定」という対症療法から、「窓の性能向上」という根本治療へ。 本格的な猛暑が牙を剥く前に、まずは無料お見積りをご利用ください。法人の方はお問合せフォームから個人の方は公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ概算をご案内します(導入前の個別シミュレーションは、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っています)。
「節電ガラスコート」とは?

窓ガラスに塗るだけで、室内の明るさを保ったまま遮熱と紫外線カットを同時に実現するガラスコーティング技術です。
あらゆる窓(網入り・大型・異形窓)にシームレスに施工でき、最短1日〜数日で完了するためオフィスの稼働を止める心配もありません。年間を通じて空調効率を劇的に改善し、施設の省エネ・節電に貢献します。
施工事例
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この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.現地調査・お見積りは無料で承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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この記事を書いた人
すがや住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。
施工後のリアルな感想は
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インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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