窓の遮熱・断熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
基礎知識ライター: すがや

なぜローラー工法なのか?節電ガラスコートの施工を徹底解説

節電ガラスコートは、なぜ、ローラ工法なの?
節電ガラスコートの性能は工法で決まる。スポンジ・スプレー・垂れ流しとの違いから、ローラー工法が選ばれる理由を解説。

窓ガラスに塗るだけで省エネを実現する「節電ガラスコート」。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、液剤の品質だけでなく施工工法が決定的な役割を果たします。節電ガラスコートは、当社を含むすべての施工店がローラー工法を採用しています。本コラムでは、ガラスコーティングで使われる各工法の特徴を比較しながら、節電ガラスコートがローラー工法を採用している理由を解説します。

節電ガラスコートとは

節電ガラスコートの8つの特徴イメージ
節電ガラスコートは既存窓ガラスに塗布する遮熱/断熱コーティングです。紫外線も99%以上カットするので、屋内での日焼けもなく、空調効率もUPするため、節電につながります。

節電ガラスコートは、窓ガラスの表面に特殊なナノテクノロジー液剤を塗布することで、夏の遮熱・冬の断熱・紫外線カットを同時に実現する省エネ対策です。大掛かりな工事が不要なため、既存の建物にも手軽に施工でき、フィルムや内窓と比較してもコストパフォーマンスに優れています。

  • 空調費削減効果(年間):約25%(試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません)
  • 耐久性(フィルムの約2倍):15年以上

遮熱フィルムや内窓(二重窓)と異なり、ガラスの美観を損なわず透明度を保ちながら施工できる点も大きな特徴です。コスト・効果・耐久性のバランスにおいて、既存建物の省エネ対策として最も合理的な選択肢の一つといえます。


各工法の比較

節電ガラスコートは、当社を含むすべての施工店がローラー工法で施工します。一方、ガラスコーティングという分野全体で見ると、商品によってスポンジ・垂れ流し・スプレーガンなど異なる工法が使われており、工法によって品質・コスト・仕上がりに差が生まれます。

ローラー工法 節電ガラスコートが採用

ローラー工法での施工風景
ローラー工法での施工風景。窓に適した量の溶剤をローラーで均等に塗布していく

専用ローラーを使って液剤を均一に塗り広げる工法。面全体に一定の圧力をかけながら塗布できるため、液剤がガラス面に均等に密着します。塗布量のコントロールが容易で仕上がりのムラが出にくく、施工者の技術習得も比較的短期間で可能なため、品質を安定させながら施工コストを抑えることができます。

均一な塗布・ムラなし・コスト効率が高い・習得が容易

スポンジ工法(他のガラスコーティング)

スポンジ工法イメージ
スポンジ工法のイメージ画像。含ませ方や力加減で塗布量にばらつきが出やすい

スポンジに液剤を含ませてガラス面に塗り広げる方法。スポンジへの含ませ方や力加減によって塗布量にばらつきが生じやすく、塗膜の均一性を保ちにくい工法です。

 塗布量にムラが出やすい・技術依存度が高い

垂れ流し工法(他のガラスコーティング)

液剤をガラス面に大量に流し、重力で広がらせながら余分を拭き取る方法。液剤の使用量が多くなりやすく、部位によって遮熱性能にばらつきが生じるリスクがあります。

液剤ロスが多い・部位ごとの性能差が出やすい

スプレーガン工法(他のガラスコーティング)

スプレーガン工法
スプレーガン工法イメージ。霧状にして溶剤を噴霧するため、養生範囲が広くなる。また、塗膜の厚みなどのコントロールが難しいため、性能を担保するのが難しいことも。

液剤をスプレーガンで吹き付ける方法。ミストの飛散による周辺への付着リスクがあり、養生が大掛かりになります。塗膜の厚みをコントロールしにくく、均一性に課題が残ります。

 飛散リスク・養生コスト増・塗膜厚のコントロールが困難

遮熱フィルム貼付 代替手段

フィルムをガラス面に貼る方法。経年劣化による浮き・剥がれ・変色が起きやすく、耐久性はガラスコートの約半分(5〜10年)です。網入りガラスや凹凸ガラスには施工できない場合があります。

 耐久性が短い・網入りガラスに施工不可・剥がれリスク


なぜローラー工法なのか

節電ガラスコート施工風景
節電ガラスコートの施工風景。ガラスサイズに適した塗布量をローラーで均一に伸ばして塗布していく。

私たちがローラー工法を採用しているのは、「高品質な仕上がり」と「施工コストの最適化」を両立できる、最も理にかなった方法だからです。

  • 1塗布量のコントロールで性能を担保する
    ローラーは液剤の含ませ量と塗り広げる面積を施工者が直感的に調整できるため、塗布量を適正な範囲に保つことが容易です。塗布量が多すぎても少なすぎても遮熱・断熱性能は低下するため、このコントロール性の高さが「性能の安定した担保」に直結します。
  • 2液剤のロスを最小限に抑える
    垂れ流し工法やスプレーと異なり、必要な量だけを的確に塗布できるため、液剤の無駄が少なくなります。材料費の削減が施工コストの抑制に直結し、お客様への価格還元にもつながります。
  • 3施工者の技術習得が容易
    スポンジ工法に比べ、力加減のコントロールがしやすく、短期間で安定した施工品質を習得できます。節電ガラスコートはメーカー指定の施工店(当社を含む)が施工研修を行っており、全施工店がこのローラー工法で施工するため、どの施工店に依頼しても仕上がりに大きな差は出にくくなっています。
  • 4養生・後処理の負担が少ない
    スプレー工法のような飛散リスクがなく、周辺への養生作業が最小限で済みます。施工時間の短縮と作業効率の向上につながります。

液剤の施工性が支える品質

ローラー工法の優位性を最大限に引き出すのが、液剤そのものの施工性の高さです。私たちの液剤には、ローラー施工との相性を追求した二つの重要な特性が備わっています。

塗布量のコントロール性

液剤の粘度はローラーで塗り広げた際にガラス面に留まりながら均一に広がるよう精密に設計されています。粘度が低すぎれば垂れ落ちが生じ、高すぎれば塗り広げにくくなります。この「ちょうどよい粘度」が、施工者による塗布量の調整を容易にし、適正量の塗布を安定して実現します。結果として、遮熱・断熱性能を面全体にわたって均等に担保することができます。

 適正粘度設計により、性能のばらつきを防止

レベリング特性による均一な仕上がり

液剤には優れたレベリング性(自己平滑性)があります。ローラーで塗布した直後は多少の塗りムラが生じることがありますが、液剤が自重とその流動性によって表面を自然に均し、乾燥・硬化するまでの間に滑らかな均一膜を形成します。この特性により、施工者の腕前に依存することなく、仕上がりの品質を高水準で安定させることができます。

 自己平滑性により、表面が均一に滑らかに整う

さらに液剤はガラス面と化学的に結びつく高い密着性を持ち、一度硬化すると外部からの衝撃や雨水に対して強い耐久性を発揮します。塗布後も高い透明度を保つため、ガラスの美観を損なうことなく省エネ効果を付与できます。


まとめ

節電ガラスコートの性能は液剤だけで決まるのではなく、「液剤と工法の組み合わせ」によって初めて最大限に発揮されます。塗布量のコントロール性の高さと液剤のレベリング特性——この二つが掛け合わさることで、施工後の仕上がりは均一で滑らかになり、遮熱・断熱性能が面全体にわたって安定して担保されます。ローラー工法は、コストを抑えながら高品質な仕上がりを実現できる最も合理的な施工方法です。私たちがこの工法にこだわるのは、それが「お客様にとって最も費用対効果の高い省エネ対策を提供する」という思想と完全に一致しているからに他なりません。


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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、冬は室内の暖房熱を窓のコート面で吸収・再放射し、外へ逃がしにくくします。そのため空調にかかる負荷が軽減され、環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、エアコン代(空調費)を約25%削減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占める場合で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱断熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
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この記事を書いた人

すがや

住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。

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