「節電ガラスコート」は、優れた遮熱効果を発揮するコーティング剤として、さまざまな施設で導入が進んでいます。

しかし、「窓ガラスに塗るだけで、本当に涼しくなったり暖かくなったりするの?」と、その効果に疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、導入先での温度測定や実証実験のデータなど、4つの事例をまとめました。
本記事で紹介する数値は、開発元メーカー(株式会社スケッチ)や導入先での実証・測定データであり、当社の施工事例の数値ではありません。
塗るだけでどれほどの違いが生まれるのか、ぜひご覧ください。
1. 夏の強烈な日差しをブロック!最大17℃の温度差(大分県・遊戯施設)

まずご紹介するのは、夏の暑さにお困りだった大分県の某遊戯施設にある喫煙室の事例です。
こちらは全面ガラス張りということもあり、「エアコンを19℃に設定しても熱風になってしまう」という過酷な環境でした。
そこに節電ガラスコートを施工し、温度測定を行ったところ、なんと未施工箇所と比べて最大17.0℃もの温度差(未施工49.5℃に対し、施工箇所32.5℃)を記録しました。
施工後、お客様からは「エアコンの設定温度を24℃に上げても涼しいくらいになった」とのお喜びの声をいただいています。設定温度を高くできた分、空調の負荷も軽くなります。
環境省の公表値では、冷房は設定温度を1℃高くすると約13%の消費電力削減になるとされています。
※未施工49.5℃・施工箇所32.5℃は、施工店の調査による個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なります。
2. ガラス張り店舗での劇的な遮熱効果(ショールーム)

↓ 施工済み箇所と未施工箇所での温度計測結果がこちら

次も夏の遮熱効果を示す事例です。元自動車ディーラーの全面ガラス張りのショールームにて、コーティングを「施工した箇所」と「していない箇所」で温度の比較測定を行いました。
真夏の8月下旬から9月上旬にかけての計測データによると、日射量がピークになる午前10時半頃から急激に温度差が広がり、最大で20℃もの温度差が発生しました。
また、ピークを過ぎた夕方まで太陽熱の影響を和らげ、室内の温度上昇をしっかり抑え込んでいることが確認されました。
日差しが直接入り込むガラス張りの店舗やオフィスで、高い効果が期待できます。
※いずれも施工店の調査・メーカー資料の実測データによる個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なります。
3. 冬の厄介な悩み「結露」の発生を大幅に遅らせる

冬の窓辺の悩みといえば「結露」です。結露は、室内の暖かく湿った空気が冷たい窓ガラスに触れることで発生します。
節電ガラスコートを施工すると、コーティングが熱を吸収してガラス面が暖まる特性により、結露が発生しにくくなります。さらに、水滴が垂れにくくなる特性もあります。
メーカー公表値では、結露の発生を50%以上抑制するとされています。毎朝の窓拭きの手間や、カビ・ダニの発生リスクの軽減にもつながります。
4. 公的な実証:環境省の環境技術実証事業(ETV)
公的な実証としては、環境省の環境技術実証事業(ETV)があります。遮熱効果が第三者機関の試験で確認されており、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した試験結果があります。
※試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
まとめ:実験・測定データが示す節電ガラスコートの効果
4つの事例をまとめると、節電ガラスコートには次のような効果が確認されています。
- 夏:窓からの日射熱を抑えます(導入先の測定では、未施工箇所と窓際で最大約20℃の温度差。※個別事例の最大値です)
- 冬:結露の発生を50%以上抑制します(メーカー公表値。完全に防ぐことはできません)
- 空調:夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した試験結果があります(環境省・環境技術実証事業。※試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません)
※本記事で紹介した数値は、開発元メーカー(株式会社スケッチ)や導入先での実証・測定データ、および第三者機関の試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
効果はガラスの種類・窓の方角・建物の環境により異なります。
夏の日差しの熱を抑えながら、冬は結露も抑えられる窓の対策です。オフィス・店舗・施設からご家庭まで、窓の暑さや電気代にお悩みの方は、一度検討してみてください。
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関連記事:塗るだけで紫外線99%カット?100均グラスで実験/節電ガラスコートの口コミ・デメリット/節電ガラスコートの特徴
この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.法人のお客様には無料の現地調査・お見積りを承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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この記事を書いた人
多田断熱リフォーム事業の責任者を経験し、全国の中古住宅の断熱性能を高める必要性を強く実感するも、コスト面(最低でも1,000万円〜)で全国に広めていくことの難しさを痛感。独立後に『コストを抑えて高い効果を発揮する節電ガラスコート』に出会い、自身で事業展開。法人施設から個人住宅まで様々な現場を手がけるとともに、法人向けに節電コンサルティング事業も行っている。
施工後のリアルな感想は
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インスタグラマーとのコラボ
有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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