窓の遮熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
法人向けライター: 多田

飲食店の電気代が高い理由|空調5割の内訳と削減策

電気代の請求書を見て、去年より上がっていると感じている飲食店は多いはずです。

省エネの記事を読むと、LED化・こまめな消灯・設定温度の見直しが並びます。ただ飲食店の場合、そのどれもが「お客様の体験」に直接ぶつかります。

この記事では、飲食店の電気が何に使われているかを公的データで確認します。そのうえで、客席の快適さを落とさずに空調の負荷を減らす方法を整理します。

窓が連なる客席。窓際の席に直射が当たる
開放感のある設計ほど、窓から入る熱も多くなります

飲食店は全業種でいちばん空調の比率が高い

空調が電力に占める割合の業種別比較。飲食店50.5%、オフィスビル48.6%、医療機関34.7%、ホテル・旅館29.2%、卸・小売店26.2%、食品スーパー24.3%
空調が電力に占める割合(業種別・夏の17時頃)/出典:資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)」

資源エネルギー庁の「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)」に、業種別の電力消費の内訳が載っています。夏の17時頃の数字です。

業種

空調が電力に占める割合

飲食店

50.5%

オフィスビル

48.6%

医療機関

34.7%

ホテル・旅館

29.2%

卸・小売店

26.2%

食品スーパー

24.3%

飲食店は50.5%。電力のちょうど半分が空調です。

理由ははっきりしています。厨房の熱が客席側に流れ、出入口の開閉で外気が入り、窓際には直射が当たる。冷やす対象が多いうえ、冷やしにくい環境が揃っています。

飲食店の電力の内訳

飲食店の電力消費の内訳。空調50.5%、照明17.4%、その他32.1%
飲食店の電力消費の内訳(夏・17時頃)/出典:同上。ピークは10時〜20時頃です

設備

割合

空調

50.5%

照明

17.4%

その他(厨房機器・冷蔵設備など)

32.1%

空調と照明で約68%。電力消費のピークは10時〜20時頃です。

出典:資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー(事業者の皆様)令和8年度版」

国が示す削減策と、その効果

飲食店の対策別の省エネ効果。客席の照明を半分程度間引き7.0%、室内温度を2℃上げる4.0%、冷凍冷蔵庫の庫内整理0.4%
飲食店の対策別・建物全体に対する省エネ効果/出典:同上。一定の条件の下での試算結果です

同じ資料には、飲食店向けの基本アクションと建物全体に対する省エネ効果が載っています。

対策

建物全体に対する省エネ効果

使用していないエリアや看板を消灯し、客席の照明を半分程度間引きする

7.0%

店舗の室内温度を26℃から2℃上げる

4.0%

冷凍冷蔵庫の庫内整理・温度調節

0.4%

※ 一定の条件の下での試算結果です。建物の利用状況により削減値は異なります(同資料の注記)。

数字だけ見れば、照明の間引きが7.0%でいちばん大きい対策です。

ただし、どちらも売上と引き換えになる

客席の照明を半分にするというのは、店の雰囲気を作り直すのとほぼ同じことです。照度で演出しているお店ほど、実行できません。

設定温度を2℃上げるのも同じです。客席が暑ければ滞在時間は短くなり、口コミにも書かれます。同資料にも「熱中症にご注意ください」と注記されています。

飲食店は、節電と客単価・回転率が真正面からぶつかる業種です。だからこそ、「我慢を増やさない削減策」に価値があります。

手つかずになりやすい「日射を遮る」

同じ資料の省エネメニューには、空調の項目として「日中の日射を遮るために、ブラインド、カーテン、遮熱フィルム、ひさし、すだれを活用する」が挙げられています。

これは、照明を暗くするのでも、店内を暑くするのでもない対策です。むしろ窓際席の環境は良くなります。

夏に室内へ入る熱の約73%は窓から

夏の冷房時、室内に入ってくる熱のうち約73%が窓から入ってきます。

※夏の冷房期の数値です。

路面店やビルのテナントでは、ファサードがほぼ全面ガラスというお店も珍しくありません。開放感のある設計ほど、熱も入りやすくなります。

窓際席が「座りたくない席」になっていないか

夏の午後、窓際だけ空調が効かない。お客様がその席を避ける。結果として、席数はあるのに回せない。

これは電気代の問題であると同時に、売れる席が減っているという問題でもあります。空調を強めて全体を冷やすと、今度は奥の席が寒くなり、電気代だけが増えます。

客席の空調コストを窓から見直す

窓からの日射熱と空調コストの関係は、法人向けのページでも整理しています。

窓の遮熱で空調コストを見直す(法人向けページ)

窓の対策を4つ比べる

窓の対策4つの比較表。節電ガラスコート税込13,200円〜/㎡、遮熱フィルム18,000円〜/㎡、内窓40,000円〜/㎡、Low-Eペアガラス45,000円〜/㎡
窓の対策4つの比較。節電ガラスコートは税込、他工法は税別の一般的な目安(当社調べ・2026年時点)です

項目

節電ガラスコート

遮熱フィルム

内窓(二重窓)

Low-Eペアガラス

費用の目安

税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)

18,000円〜/㎡

40,000円〜/㎡

45,000円〜/㎡

耐用年数の目安

15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)

5〜10年

長い

長い

ガラスの交換

不要

不要

不要(内側に増設)

必要

見た目の変化

ほとんどなし

製品による

サッシが増える

ほとんどなし

曲面・型ガラス

施工できる

貼れない

※ 節電ガラスコートは税込価格です。他工法は税別の一般的な目安(当社調べ・2026年時点)で、実際の金額は施工業者・現場により異なります。

※ 節電ガラスコートの最低施工面積は10㎡です。これを下回る面積でも10㎡分=132,000円〜(税込)を申し受けます。

※ 諸費用(養生・運搬・現場経費等)・出張費・高所費は別途お見積りとなります。

テナント入居の場合、内窓の増設やガラス交換は原状回復と貸主の承認が壁になります。

節電ガラスコートが飲食店に向いている理由

節電ガラスコートの性能。赤外異80%以上カット、紫外異99%以上カット、結露50%以上抑制、耐久15年以上が目安
節電ガラスコートの主な性能。耐久年数は屋内施工の場合・メーカー調べです

節電ガラスコートは、いま入っているガラスの内側に専用の塗料をローラーで塗る工法です。ガラスもサッシも交換しません。

定休日や営業時間外に施工できる

職人が店舗の窓に節電ガラスコートを塗布している様子
施工の様子。窓面を区切って進められるため、定休日や営業時間外でも対応できます

大型の資材を運び込む必要がないため、窓面を区切って部分ごとに施工できます。定休日や営業時間外での作業にも対応します。

ただし6〜9時と18〜23時は25%割増、23〜6時は50%割増になります。金額に関わるので先にお伝えしています。

店構えを変えずに済む

膜厚は約8μm(1000分の8ミリ)です。施工後の可視光透過率は75%以上を保ちます。

外から店内が見える「入りやすさ」も、店内から外を見る開放感も、大きくは変わりません。内装や外観のコンセプトを変えずに日射だけ減らせるのは、飲食店では重要な条件です。

内装や什器の日焼けにも効く

紫外線を99%以上カットします。窓際の椅子の張り地、木部、メニュー、什器の色褪せを抑える効果も期待できます。

赤外線については、近赤外線を80%以上カットします。太陽の赤外線を吸収し、室内への熱の流入を抑える仕組みです。

なお、効果を発揮するのは日差しがある日中が中心です。夜間の効果をうたうものではありません。ランチタイムから夕方にかけての客席環境がおもな対象になります。

施工できない窓もあります

すべての窓に施工できるわけではありません。

フィルムよりは熱割れリスクが低く、施工できるケースもあります。

ただしリスクがゼロになるわけではありません。東面にある網入りガラスなど熱割れリスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています

熱割れの可能性があるガラスは、熱線吸収ガラス・網入りガラス・ペアガラス(複層)・Low-E複層です。可否は公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。

一方で、型ガラス(型板ガラス)や曲面ガラスは、フィルムは貼れませんが節電ガラスコートは施工できます

施工時の臭いについて

施工中は除光液のような臭いがします。換気をすれば2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度です。

食品を扱う店舗では気になる点なので、施工の時間帯と換気の段取りをあわせてご相談ください。

電気代への効果はどう考えればよいか

節電ガラスコートの8つの特徴
節電ガラスコートの8つの特徴。効果を発揮するのは日差しがある日中が中心です

環境省の環境技術実証事業(ETV)では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した試験結果が示されています。試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。

では電気代が何%下がるのか。これは店舗ごとに条件が違いすぎるため、一律の数字ではお伝えしていません。

ガラスの面積、方角、厨房の位置、席のレイアウト。どれが違っても結果は変わります。

導入前の個別シミュレーションは、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っています。図面と窓の条件をいただければ、お店の実態に沿った形で試算します。

温度でみた効果の目安

温度でみた場合の目安は次のとおりです(いずれもメーカー公表の一般値)。

  • 直射熱を5〜15℃近く遮熱
  • 窓際の温度差8〜10℃
  • 室内全体で2〜3℃の温度低下が見込めます

「窓際席だけ暑い」という状態の解消には、体感で分かりやすい効果が出やすい部分です。

費用の目安を確かめる

面積を入れると概算が出るページをご用意しています。

節電ガラスコートの費用の目安を見る

導入までの流れ

導入までの流れ。公式LINEで窓の写真・図面を送る、無料お見積り、施工できるかの確認、日程調整、施工
導入までの流れ。お見積りは無料です。諸費用・出張費・高所費は別途お見積りとなります
  • 公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただく
  • お見積り(無料)をご提出
  • 施工可否(ガラス種別・熱割れリスク)の確認
  • 施工日程・時間帯の調整(営業時間外の場合は割増を含めてご提示)
  • 施工

実際にガラス越しの熱の違いを確かめられる体感キットもご用意しています。

よくある質問

Q. 店を閉めずに施工できますか?

A. 窓面を区切って部分的に進める方法が一般的です。定休日や営業時間外での作業にも対応します。

営業時間外は割増(6〜9時/18〜23時は25%増、23〜6時は50%増)が加算されます。

Q. 店内が暗くなりませんか?

A. 施工後の可視光透過率は75%以上を保ちます。膜厚が約8μmと非常に薄いため、見た目の変化は大きくありません。

Q. テナントですが施工できますか?

A. ガラスを交換せず内側に塗る工法なので、内窓の増設やガラス交換より承認が得やすい傾向があります。ただし判断は貸主・管理会社によりますので、事前にご確認ください。

Q. 冬はどうなりますか?

A. 冬は結露の抑制が期待できます。メーカー公表値では結露の発生を50%以上抑制するとされていますが、完全に防ぐことはできません

コーティングが熱を吸収してガラス面が暖まる特性によるものです。結露を放置した場合に生じやすいカビ・ダニの発生リスクの低減にもつながります。

Q. どのくらい持ちますか?

A. 15年以上が目安です(屋内施工の場合・メーカー調べ)。遮熱フィルムの5〜10年と比べると、貼り替えの手間と費用がかかりにくい点が違いです。

まとめ

  • 飲食店は電力の50.5%が空調。全業種でいちばん高い比率
  • 国が示す対策は照明の間引き7.0%、設定温度2℃で4.0%。どちらもお客様の体験と引き換え
  • 同じ資料の省エネメニューには「日中の日射を遮る」も挙げられている
  • 夏に室内へ入る熱の約73%は窓から(※夏の冷房期の数値です)
  • 窓際席が「座りたくない席」になっていると、電気代と売れる席の両方を失う

客席を暗くも暑くもせずに空調の負荷を減らせる余地が、窓には残っています。

まずは窓の写真をお送りください

お見積りは無料です。公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ、施工できるかどうかと概算のお見積りをお返しします。

お問い合わせ・無料お見積りはこちら

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体感キットのお申し込みはこちら

窓の遮熱で空調コストを見直す(法人向けページ)

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
A.法人のお客様には無料の現地調査・お見積りを承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
Q.節電ガラスコートの特徴は?
A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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多田

この記事を書いた人

多田

断熱リフォーム事業の責任者を経験し、全国の中古住宅の断熱性能を高める必要性を強く実感するも、コスト面(最低でも1,000万円〜)で全国に広めていくことの難しさを痛感。独立後に『コストを抑えて高い効果を発揮する節電ガラスコート』に出会い、自身で事業展開。法人施設から個人住宅まで様々な現場を手がけるとともに、法人向けに節電コンサルティング事業も行っている。

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