窓の遮熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
基礎知識ライター: 多田

熱割れ計算とは?ペアガラス・網入りガラス・遮熱フィルムの熱割れを無料で確認

遮熱フィルムやコーティングを調べると、「熱割れ」という言葉が出てきます。
自分の窓に施工して大丈夫なのか、不安になった方も多いはずです。

業者に聞くと「熱割れ計算をしないと分からない」と言われることがあります。
この記事では、熱割れ計算の目的と、しないとどうなるかを整理します。

記事の途中にあるシミュレーターで、ご自分の窓の目安も約1分で確かめられます。

窓ガラスの熱割れとは?フィルムやコーティングで起きやすくなる理由

日の当たるガラスの中央は温まって膨張し、サッシに隠れた端は冷たいままです。
この温度差で端に引っ張る力がかかり、限度を超えると亀裂が入ります。

窓ガラスの熱割れが起きるしくみ。日の当たる中央は温まって膨張し、サッシに隠れた端は冷たいままのため、端に引っ張る力がかかる
熱割れが起きるしくみ

室内側にフィルムを貼ったりコーティングを塗ったりすると、ガラスが受け取る熱が増えます。
そのぶん温度差が広がり、熱割れの危険が高まります。

起きやすいのは、夏よりも冬の晴れた日の午前中、とくに南向きの窓です。
(出典:一般社団法人板硝子協会「熱割れとは?」、日本板硝子「板ガラスと熱割れ」技術資料)

熱割れ計算とは?しないとどうなる?

熱割れ計算は、「この窓にこの製品を施工したらどうなるか」を、施工前に数字で確かめる計算です。

板硝子協会が業界で統一した計算式(JASS17準拠)で、ガラスにかかる力が許容値の何%かを求めます。
計算式と係数は、熱割れ計算シミュレーターのページで説明しています。

許容値に対する割合

当社の判定

90%未満

施工可能

90%以上

熱割れリスクあり

%は割れる・割れないの見込みではなく、100%に近いほど危険が高まることを表します。
窓に見えない傷や欠けがある場合などの注意事項は、結果画面の下にまとめて表示されます。

熱割れ計算をしないと起こりうること

起こりうること

内容

ガラスの交換

熱割れしたガラスは補修できず、交換になります。施工したフィルムやコーティングもやり直しです

割れてから気づく

音もなく端から亀裂が入ります。夏に施工して、冬になってから割れることもあります

持ち主との問題

マンションの窓ガラスは共用部分のことが多く、テナントの窓はオーナーの持ち物です。無断で施工して割れると、費用の負担でもめかねません

一度割れると、元に戻す方法はガラス交換しかありません。
だからこそ、施工の前に計算で確かめておくことが大切です。

ペアガラス・網入りガラスは熱割れしやすい?ガラスの種類別の注意点

ガラスの種類

許容熱応力

注意点

透明の1枚ガラス

17.7MPa

余裕があることが多い。ただし影やカーテンの条件が重なると厳しくなる

網入りガラス

9.8MPa

許容値が透明ガラスの半分程度。東向きは冷え込んだ朝に日射を受けるため、当社で施工をお断りする代表例

ペアガラス・Low-E複層ガラス

ガラスごとの値

室内側のガラスが温まりやすい。Low-E膜の位置や中空層の厚みでも結果が変わる

色付きガラス(熱線吸収ガラス)

17.7MPa

ガラス自体が日射を多く吸収する

出典:日本板硝子「板ガラスと熱割れ」技術資料、一般社団法人板硝子協会「熱割れとは?」

遮熱フィルムの熱割れと、コーティングの違い

熱割れの危険は、室内側に施工するものが日射をどれだけ吸収するか(日射吸収率)で大きく変わります。

熱割れの観点で見る遮熱フィルムと節電ガラスコートの比較表。日射吸収率は色の濃い吸収型フィルム65%前後、節電ガラスコート48.8%、省エネLRフィルム27.1%。計算例では96%熱割れリスクあり、72%施工可能、40%施工可能
熱割れの観点で見た、遮熱フィルムと節電ガラスコートの比較

色の濃い吸収型の遮熱フィルムは、コーティングより熱割れに不利です。
一方、当社で扱う省エネLRフィルムは吸収が少なく、熱割れを起こしにくい部類です。

節電ガラスコートは、色の濃い吸収型の遮熱フィルムよりは熱割れリスクが低く、施工できるケースもあります。
ただしリスクがゼロになるわけではありません。

東面にある網入りガラスなど、熱割れリスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています。
これはコーティングに限らず、フィルム施工や窓ガラス自体でも同様のリスクがあります。

※フィルムの価格は、税別の一般的な目安です(当社調べ・2026年時点)。
実際の金額は施工業者・現場により異なります。

※節電ガラスコートの最低施工面積は10㎡で、これを下回る面積でも10㎡分(132,000円〜・税込)を申し受けます。
諸費用・出張費・高所費は別途お見積りです。

熱割れ計算シミュレーターで、自分の窓の目安を確かめる

窓の条件を選ぶだけで、遮熱フィルム・節電ガラスコート・省エネLRフィルムの熱割れの目安を並べて表示します。
数値の入力は不要で、入力内容は端末の中だけで計算します。

「わからない」を選んだ項目がどの条件で計算されたかも、結果画面の注意事項に表示されます。

熱割れ簡易シミュレーターの結果画面の例。一般的な遮熱フィルム96%熱割れリスクあり、節電ガラスコート72%施工可能、省エネLRフィルム40%施工可能。日中カーテンを開けておく場合は64%・48%・27%
熱割れ簡易シミュレーターの結果画面の例

結果画面の例(南向きの1枚ガラス・透明3mmの窓で計算)。
結果は窓の条件によって変わります。

使う前に、窓で確かめておきたい5つ

  1. 窓の方角(スマートフォンの方位アプリで分かります)
  2. ペアガラスかどうか(2枚のガラスの間に金属や黒い帯が見える)
  3. 網入りかどうか(ガラスの中に金属の線が見える)
  4. カーテン・ブラインドの種類(レース・厚手・遮光ロールスクリーン)
  5. 開く窓か、開かない窓(FIX窓)か

分からない項目は「わからない」を選べます。
その項目は熱割れリスクが最も高くなる条件で計算するので、確かめられる項目は窓を見てから選んでください。

シミュレーターは、熱割れ計算シミュレーターの専用ページでも使えます。

同じ窓でも、影とカーテンで結果はここまで変わる

同じ窓でも影とカーテンで熱割れ計算の結果が変わる例。条件A・B・Cで、遮熱フィルム49%・96%・142%、節電ガラスコート37%・72%・106%、省エネLRフィルム20%・40%・59%。90%未満が施工可能、90%以上が熱割れリスクあり
影とカーテンの条件を変えたときの計算例

日中カーテンを開けておいたり、影の条件を確かめ直したりすると、結果が変わることがあります。
熱割れ計算は、窓ごとに行う必要があります。

結果が「熱割れリスクあり」だったときは

  • 日中はカーテン・ブラインドを開けておく(開けた場合の%も結果画面に出ます)
  • 日射吸収率の低いもの(省エネLRフィルムなど)を選ぶ
  • 厳しい窓だけ外して、ほかの窓に施工する
  • それでも厳しい窓は、施工を見送る

当社は節電ガラスコートと省エネLRフィルムの両方を扱っています。
結果を見ながら窓ごとに合う方法をご提案し、リスクが高い窓ははっきりお断りしています。

熱割れ計算についてよくある質問

Q. シミュレーターで「施工可能」なら、熱割れは起きませんか?

A. 結果は板硝子協会の計算方式に基づく概算で、熱割れが起きないことを約束するものではありません。

サッシに隠れたガラスの端にキズや欠けがあると、計算より割れやすくなります。
実際の施工可否は、窓の写真や図面を確認したうえで判断します。

Q. フィルム業者に「熱割れするから貼れない」と断られました。コーティングならできますか?

A. 窓の条件によっては、施工できるケースもあります。
ただし、東面の網入りガラスなど、コーティングでもお断りする窓があります。

日射吸収率の低い省エネLRフィルムが合う場合もあります。
シミュレーターの結果とあわせて、ご相談ください。

Q. 熱割れしたら火災保険は使えますか?

A. 熱割れは「不測かつ突発的な事故」として、火災保険の対象になる場合があります。
対象になるかどうかや自己負担額は契約によって違うため、保険会社にご確認ください。

お見積り・熱割れのご相談はこちら

熱割れは、施工前の計算で避けられるリスクです。
施工できるかどうかは、窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。

お見積りは無料です。
結果画面の「この方法で相談する」から、計算結果を引き継いだままお問い合わせフォームに進めます。

【法人の方】お問い合わせフォームから、窓の写真・図面を添えてご連絡ください。

【個人の方】公式LINEで、窓の写真・図面・サイズと、「入力内容をコピー」で写した結果をお送りください。

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)で、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減、冬場を含む通年では12.8%低減した試験結果がございます。空調費が電気代の50%を占める施設であれば、ETVの通年の空調負荷低減率12.8%から、電気代全体では6.4%の削減につながると試算できます。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.UVカット効果はありますか?
A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
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多田

この記事を書いた人

多田

断熱リフォーム事業の責任者を経験し、全国の中古住宅の断熱性能を高める必要性を強く実感するも、コスト面(最低でも1,000万円〜)で全国に広めていくことの難しさを痛感。独立後に『コストを抑えて高い効果を発揮する節電ガラスコート』に出会い、自身で事業展開。法人施設から個人住宅まで様々な現場を手がけるとともに、法人向けに節電コンサルティング事業も行っている。

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