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最新エアコンでも電気代は下がらない?2015年以前のオフィスが抱える「窓の格差」とビルの魔法瓶化戦略

コラム_サムネイル_2015年以前のオフィスが抱える「窓の格差」とビルの魔法瓶化戦略
最新エアコンに変えても解決しない電気代の高騰。その解決策に窓の遮熱性能向上があります。コスト的にも工事的にも負担を少なく対策するにはどうすれば良いのか?を解説していきます。法人の方でも個人の方でも、悩みは同じ、解決策があります。

「同じエリア、同じ広さのオフィスなのに、知り合いの会社より自社の電気代の方が圧倒的に高い気がする……」
もし、総務や施設管理のご担当者様がそう感じているなら、その直感は当たっているかもしれません。
オフィスの電気代(空調費)を決定づける最大の要因は、実は建物の「築年数」に隠されています。

運命の分かれ道となるのが「2015年(平成27年)」です。
この年を境に、日本のオフィスビルが抱える「窓の性能」には決定的な格差が生まれました。

2015年「建築物省エネ法」がもたらしたビルの性能格差

国交省の建築物省エネ法のことがよくわかるサイト
国土交通省の建築物省エネ法のことがよくわかるサイト。こちらの画像をクリックするとこちらのページへジャンプします。

国土交通省は、建物のエネルギー消費を抑えるため、2015年に「建築物省エネ法」を制定しました。これにより、一定規模以上の非住宅建築物(オフィスビルなど)を新築する際、国が定めた厳しい省エネ基準への適合が義務化されました。

最新のビルは、この厳しい基準をクリアするために、熱を跳ね返す高性能な「Low-E複層ガラス」などが標準仕様として採用されています。つまり、「外の熱を中に入れない構造」が法律によって担保されているのです。

オフィスの窓を「コップ」に例えると?

窓の熱の通しやすさは「U値(熱貫流率)」という数値で表されます(数値が大きいほど熱を通しやすく、電気代が悪化します)。この年代別の窓の性能を、私たちが日常的に使う「飲み物のコップ」に例えてみましょう。

1990年代以前のビル(U値:約6.0)=【普通のガラスのコップ】

単板ガラスのイメージ、コップに例えると普通のグラス
単板ガラスのイメージ。コップに例えると普通のグラス(ガラスのコップ)。保温効果はほとんどなく、性能は期待できない。

単板ガラス(1枚ガラス)のビルです。冷たい飲み物を入れても外の熱ですぐにぬるくなり、結露でびしょ濡れになるのと同じ状態。夏の強烈な熱が入り放題です。

2000年代のビル(U値:約3.0)=【2重構造のグラス】

複層ガラスのイメージ、コップに例えると二重構造グラス
複層ガラスのイメージ。ガラスが二重になっており、中空層がある。コップに例えると二重構造グラス。ガラスが二枚と中空層があることで、内外の温度を隔てることができる。単板ガラスより性能は高いが、高性能とは言えない。

一般的なペアガラスです。1枚ガラスよりはマシですが、やはり時間の経過とともに熱の影響を受けてしまいます。

2015年以降の最新ビル(U値:1.5以下)=【魔法瓶(真空タンブラー)】

Low-Eガラスのイメージ、コップに例えると真空二重構造タンブラー
Low-Eガラスのイメージ、コップに例えると真空二重構造タンブラー。複層ガラスに似ているが、内外どちらかのガラスの中空層側に特殊な金属膜がある。外のガラスにある場合は遮熱効果、内側のガラスにある場合は断熱効果があり、高性能。

特殊な金属膜が入ったLow-Eガラスでの服装窓です。外の熱を強力に跳ね返し、中の冷気を逃がしません。

3種のガラスの熱の通しやすさ(U値)を比較

年代ごとの窓のU値比較
年代ごとの窓のU値(熱還流率)の比較。数値が小さいほど高性能な窓と言えます。2015年以降に建てられた建築物は省エネ法により一次エネルギー消費量を抑えらる必要があるため、高性能な窓が求められています。

夏場、建物に侵入する熱の約73%は窓からです。 「ガラスのコップ」状態の古いビルに入居しているというだけで、最新ビルに入居する企業よりも莫大な空調エネルギー(電気代)を捨て続けているのが実態です。

屋内外での熱の流入/流出のイメージ
建物への熱の流出入イメージ。窓からはこんなにたくさんの熱が移動しており、空調の効果を左右していることがわかります。

U値(熱貫流率)の違いがエアコンの電気代に与える絶望的な差

U値がどのようにエアコンの稼働(電気代)に影響を与えるのか、具体的な数値で考えてみましょう。 窓から侵入する熱量は、以下の計算式で求められます。

侵入する熱量(W)= U値(熱貫流率)× 窓の面積(㎡)× 室内外の温度差(℃)

一般的なオフィスの窓(10㎡)、真夏の外気温(35℃)という条件で、設定温度による負荷の違いを各年代の窓で比較してみます。

パターンA:国推奨の「28℃設定」の場合(外気温との差:7℃)

  • 2015年以降の窓(U値1.5):105Wの熱が侵入
  • 1990年代の窓(U値6.0):420Wの熱が侵入

パターンB:客商売の適温「25℃設定」の場合(外気温との差:10℃)

  • 2015年以降の窓(U値1.5):150Wの熱が侵入
  • 1990年代の窓(U値6.0):600Wの熱が侵入
窓から侵入する熱量とエアコン負荷の比較イメージ
窓から侵入する熱量とエアコン負荷の比較。窓の性能(U値)は1990年代と2015年以降では4倍の差は、電気料金にもそのまま負担となる。

国が推奨する室温28℃(パターンA)から、客商売での適温である25℃(パターンB)に温度設定3℃を下げた場合、2015年以降の窓と1990年代の窓では、エアコンにかかる負荷に「4倍」もの差が生まれます。 この熱負荷がそのまま電気代に変わっていくと考えると、窓の性能がいかに電気料金への負担を大きくしているかがわかります。

この「4倍の負荷」は、実際の電気代でいくらの損になるのか?

出費で逃げていくお金イメージ
高騰していく電気代の負担は大きく、無駄に支払い続けることは法人でも個人でも負担が大きい。今こそ、窓の見直しをしてはいかがでしょうか?

では、この「450W(150Wと600Wの差)」という追加の熱負荷は、実際の電気代請求書にどれほどの悪影響を及ぼすのでしょうか。

一般的なオフィス(窓面積の合計が約100㎡)を想定し、エアコンのエネルギー消費効率や現在の法人向け電力単価(約30円/kWh)を加味してシミュレーションすると、驚くべきコストの無駄が浮き彫りになります。

  • 1ヶ月の電気代のムダ: 約7,400円
  • 夏場(5月〜10月の6ヶ月間)のムダ: 約4万5,000円
  • 10年間のムダ: 約45万円

「窓が古い(U値が高い)」というただそれだけの理由で、何もしなくても毎年約4.5万円のお金が「窓から外へ逃げていく」計算になるのです。

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警告:2027年の「最新エアコン」に買い替えても電気代は下がらない?

ここで一つ、法人が陥りやすい罠があります。 来る2027年度(令和9年度)、業務用の店舗・オフィス用エアコンの省エネ基準(トップランナー基準)がさらに引き上げられ、より高性能な空調機器が登場します。

しかし、「電気代が高いから、最新のエアコンに入れ替えよう」と考えるのは非常に危険です。なぜなら、どれだけ最新型の省エネエアコンを導入しても、「ガラスのコップ」のように熱が入り放題の古い窓のままでは、冷やした端から熱が侵入し続け、本来の省エネ性能の半分も発揮できないからです。 何百万円もかけて空調をフルリニューアルする前に、まずは「窓という熱の抜け穴」を塞がなければ、根本的なコスト削減にはつながりません。

穴の開いたバケツのイメージ
どんなに水量を多くしても(エアコンを強くしても)性能の低い窓は穴の開いたバケツのように、水(冷たい空気)を保持することができません。まずは、窓の性能を上げる(バケツの穴を塞ぐ)のが有効となります。

諦めるのは早い。既存ビルを「魔法瓶」に近づける節電ガラスコート

魔法瓶のイメージ
窓の性能を上げることは、グラスを魔法瓶(真空二重構造)に変えるようなもの。外から熱を入れない、また、内側の快適な温度を逃がさない性能。

「とはいえ、賃貸ビルだから勝手に窓ガラスを交換することはできない…」 そんなテナント企業様や、空室対策に悩むビルオーナー様に支持されているのが、既存の窓をそのまま活かす「節電ガラスコート」です。

今の窓ガラスに特殊な遮熱成分を含む専用液剤を塗るだけで、夏の熱(近赤外線)を約80%カットします。大掛かりな窓交換工事をせずに、「ガラスのコップ」状態の古いオフィスを、最新ビルに近い「魔法瓶」のような外皮性能へと劇的にアップデートできます。

歴史的な電気代高騰が続く今、空調費用の削減効果により約2〜3年で初期費用を回収できるケースが続出しています。 高額なエアコン投資の前に、まずは現状の窓からどれだけのコストが逃げているのか、無料の削減シミュレーションで「隠れた無駄」を可視化してみませんか?

節電ガラスコートとは

節電ガラスコートの8つの特徴イメージ
節電ガラスコートは、既存の窓ガラスに塗布することで窓性能(遮熱/断熱性能、紫外線カットなど)を向上させるガラス用コーティングです。低コストで耐久15年とバランスの良い商品と言えます。

窓ガラスに塗るだけで、室内の明るさを保ったまま遮熱窓断熱紫外線カットを同時に実現する最新のガラスコーティング技術です。
あらゆる窓(網入り・大型・異形窓)にシームレスに施工でき、最短半日〜数日で完了するためオフィスの稼働を止める心配もありません。年間を通じて空調効率を劇的に改善し、施設の省エネ節電に貢献します。

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住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。

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