この記事では、オフィスの窓から入る熱への対策を比較しています。対策のひとつである窓ガラスコーティングの仕組み・料金・施工の流れは節電ガラスコートとはで詳しく解説しています。

「オフィスが暑い」「会社が暑い」原因は、エアコンではなく窓にあります
「エアコンをつけているのに、なぜかオフィスが暑い」——こんな声に心当たりはありませんか。
「窓際の席だけ異常に暑い」「午後になると室内全体がムッとする」「エアコンの設定を下げると今度は寒がる社員が出る」――。
冷房を入れているにもかかわらず「特定の場所が暑い」「エアコンの効きが悪い」といった声は意外と多く、社員からの小さな不満が積もっているケースも多くあります。
その原因の多くは、エアコンではなく窓にあります。
先に結論です。夏の日中、冷房中の室内に入ってくる熱の73%は窓から入ります。エアコンの設定温度を下げても、窓から熱が入り続けるかぎり追いつきません。
オフィスの暑さは空調の問題ではなく、窓の問題です。この記事では窓の暑さ対策4つを、費用・耐用年数・工期・営業への影響で比較し、そのまま稟議に使える形でまとめました。
2025年6月から熱中症対策が企業に義務化

オフィスの暑さ対策は、いまや企業の「努力義務」ではありません。
2025年6月の改正労働安全衛生規則の施行により、企業には職場における熱中症対策の実施が義務化されました。これまで努力義務とされていた対策が、違反時には罰則や業務停止命令の対象となるなど、企業の法的責任がより明確に問われるようになっています。
また、事務所衛生基準規則では、エアコン等の空調設備がある場合、室内の気温が18℃以上28℃以下になるように努めなければならないという努力目標値が設定されています。空調設備があるにもかかわらず適切に稼働させずに暑すぎる職場となっている場合は、法令に違反している状態と言えます。
オフィスの暑さ対策は、従業員の健康管理・法令遵守・生産性向上すべてに直結する経営課題です。
職場の熱中症対策の法令面をくわしく知りたい方は、職場の熱中症対策、窓の暑さ対策は済んでいますか?改正労働安全衛生規則と2026年夏の実務ポイントもあわせてご覧ください。
オフィスが暑くなる主な原因
原因① 窓からの直射日光・輻射熱(最大の原因)

オフィスが暑くなる原因のひとつとして、窓から差す太陽光により室内が直接暖められていることが挙げられます。壁一面がガラス張りというようなオフィスでは、窓に遮熱や断熱加工がされていないとさらに職場が暑くなります。
ブラインドカーテンやロールスクリーンを使っていても、室内に熱が入ってしまうのは避けられません。
夏の冷房時、室内に侵入する熱の73%は窓から入ってきます。根本的な遮熱対策なしにエアコンをいくら強くしても、焼け石に水になってしまいます。
原因② OA機器からの排熱

パソコンやコピー機・プリンターなどは使っていなくても電源が入っていれば常に内部で発生した熱を排出しています。使用機器の量が多いほど排熱の量も増えるので室内温度が上がる原因になります。
原因③ 人の密度による熱気
オフィス内の人口密度が高いほど、オフィスが暑くなりがちです。人が多くなると風通しが悪くなるほか、しめ切った室内では熱や湿気の発生源になってしまうことも少なくありません。
原因④ 空調の風が届かない
室内の空気の循環が悪いと冷気が行き渡らず「冷えすぎるエリア」と「まったく冷えないエリア」が生まれてしまいます。
窓際だけが暑いのはなぜ? 朝の東窓・日中の南窓・夕方の西日
同じ室内でも窓際の席だけ暑いのは、日射(太陽の光)が直接当たっているからです。日射は方角と時間帯で入り方が変わります。
- 朝(7〜10時ごろ)東向きの窓:低い角度から差し込み、始業直後から窓際が暖まる
- 日中(11〜15時ごろ)南向きの窓:日射量が最も多く、室内全体の温度を押し上げる
- 夕方(15〜18時ごろ)西向きの窓:いわゆる西日。太陽の高度が低く、光が横から真っ直ぐ入る
とくに厄介なのが夕方の西日です。太陽が低い位置にあるため、ブラインドを下ろしても羽根の隙間から光が入り、庇(ひさし)でも遮りきれません。日中にため込んだ熱が残った状態で西日を受けるので、「夕方になるとエアコンが効かなくなった」と感じます。
節電ガラスコートは、日射に含まれる赤外線を約80%カットします。窓ガラス自体に遮熱性能を持たせるため、方角や時間帯を問わず、日が差している間ずっと効きます。ブラインドのように「開けると効かない」ということがありません。
※節電ガラスコートは太陽光(日射)を遮る製品です。日射のない夜間の室温には効果がありません。
夕方の暑さと熱中症リスクについては、【総務・労務必見】エアコン25℃でも窓際が暑い?夕方のオフィス熱中症と電気代高騰の根本解決でくわしく解説しています。
オフィスの暑さが引き起こすビジネスリスク
暑さはただの不快感だけでなく、企業経営に直接影響します。
リスク | 内容 |
|---|---|
生産性低下 | 集中力・作業効率の低下 |
健康被害 | 熱中症・頭痛・体調不良 |
法的リスク | 安全配慮義務違反・損害賠償リスク |
離職リスク | 職場環境への不満による退職 |
光熱費増大 | エアコンの過剰稼働によるコスト増 |
企業が環境整備を怠ったせいで熱中症が起こったという因果関係が認められると、安全配慮義務違反となります。従業員が健康を害するかもしれないと知りながら対策をしなかった場合、予見可能性があったにもかかわらず対策をしなかったとして安全配慮義務違反となる可能性があります。
オフィス・法人施設の暑さ対策をまとめて知りたい方は、法人向け「窓の暑さ対策」のご案内もご覧ください。
窓からの熱を防ぐ対策 比較
対策① ブラインド・遮熱カーテン

手軽に導入できますが、ロールスクリーンやブラインドでは完全に熱を遮ることはできません。また採光を損ない、閉塞感が生まれます。
対策② 遮熱フィルム

ガラスに貼るだけで遮熱効果が得られます。ただし大型窓では継ぎ接ぎになる場合があり、耐用年数は5〜10年程度で、貼り替えが前提になります。貼り替えのときは、既存フィルムの剥離と下地処理の費用(3,000〜5,000円/㎡程度)も加わります。
遮熱フィルムと節電ガラスコートのちがいは、遮熱シートvsガラスコーティング 法人向け徹底比較でくわしく比べています。
対策③ 内窓(二重窓)

断熱効果が高く結露防止にも効果的ですが、大がかりな工事が必要で費用も高くなります。法人向けの大規模施工には対応しにくい場合があります。
対策④ 節電ガラスコート(根本解決)

液体のコーティング剤を塗布するだけで赤外線80%カット・UVカット99%・耐久年数15年以上を実現します。
法人施設に特に向いている理由は以下の通りです。
ポイント | 内容 |
|---|---|
大判ガラスも継ぎ目なし | フィルムのような規格サイズの制約がない |
業務を止めない | 最短1日・段階施工も対応可能 |
型ガラス・磨りガラスにも対応 | フィルムでは施工できないガラスにも対応 |
防虫効果 | 飲食店・工場・倉庫に特に有効 |
長期コスト削減 | 15年以上の耐久性で貼り替え不要 |
施工事例
オフィスビル(みなとみらい) / 容院・ペットサロン(神奈川県横浜市) / デンタルクリニック(福岡県春日市) / 工務店(栃木県佐野市) / 戸建住宅 / マンション /
費用・工期・営業への影響で比べる(稟議に使える比較表)
上長や役員に説明するときに必要なのは、効果だけではありません。「いくらかかるか」「何日止まるか」「15年でいくらになるか」の3点です。窓の暑さ対策をこの3点で並べます。
対策 | 初期費用(1㎡あたり) | 耐用年数 | 工期と営業への影響 |
|---|---|---|---|
遮熱フィルム | 18,000円〜(税別・一般相場) | 5〜10年 | 施工中は窓際が使えない。5〜10年ごとに再工事が必要 |
内窓(二重窓) | 40,000円〜(税別・一般相場) | — | 採寸・発注が必要。大がかりな工事になる |
Low-Eペアガラスへの交換 | 45,000円〜(税別・一般相場) | — | 採寸・発注が必要。ガラスごと交換するため影響が大きい |
節電ガラスコート | 12,000円〜(税込13,200円〜) | 15年以上 | 窓10枚程度で1日、オフィスビルは1フロアあたり1〜2日。業務を止めずに施工できる |
※節電ガラスコートは税込価格、それ以外は税別の一般相場です。すりガラス(型板ガラス)タイプの節電ガラスコートは14,000円〜/㎡(税込15,400円〜)。くわしくは料金・費用相場のページをご覧ください。
※ブラインド・遮熱カーテンは製品の幅が大きいため表には入れていません。最も手軽ですが、窓ガラス自体の性能は変わらないので、開ければ効果はなくなります。
15年間の総額で比べると差が出ます
窓の面積が100㎡のオフィスを例に、15年間にかかる費用を比べます。
- 節電ガラスコート:13,200円/㎡(税込)× 100㎡ × 1回 = 1,320,000円。耐用年数15年以上なので、15年間の施工は1回で済みます。
- 遮熱フィルム:18,000円/㎡(税別)× 100㎡ × 2回 = 3,600,000円。耐用年数5〜10年なので、15年間で新規+貼り替え1回の計2回が必要です。
- 貼り替え時の剥離・下地処理:3,000〜5,000円/㎡ × 100㎡ × 1回 = 300,000〜500,000円。遮熱フィルムの合計は3,900,000〜4,100,000円(税別)になります。
差額はおよそ260万〜280万円です。1㎡あたりの単価差に加えて、貼り替えが1回入ることで15年間の総額は2倍以上に開きます。
電気代はどのくらい下がるか
年間の空調費が200万円のオフィスを例にします。
- 2,000,000円 × 20% = 400,000円/年の削減
- 初期費用1,320,000円に対し、年間400,000円の削減が続く計算です(回収までの期間は空調の利用状況などにより異なります)
- 15年間では 400,000円 × 15年 = 6,000,000円の削減
※試算に使った20%は、建物の構造・窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった前提値です。環境省の環境技術実証事業(ETV)をはじめとする第三者機関の試験では、空調費を約25%削減した結果が示されています。いずれも試験による実証結果であり、当社の施工事例ではありません。
※導入前の個別シミュレーションは、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っています。
業務を止めずに施工できます
稟議で必ず聞かれるのが「何日、仕事が止まるのか」です。節電ガラスコートは既存の窓ガラスに液体を塗るだけなので、ガラスの取り外しも足場も必要ありません。
- 窓10枚程度で1日、オフィスビルは1フロアあたり1〜2日
- 夜間・休日の施工にも対応(6〜9時・18〜23時は25%割増、23〜6時は50%割増)
- 施工時に除光液のような溶剤臭が出ますが、換気により2〜3時間で消えます
- フィルムでは貼れない型板ガラス(すりガラス)にも施工できます
- フロアごと・面ごとの段階施工にも対応できます
窓の枚数と面積が分かれば、料金の目安をお出しできます。無料お見積りは最短即日で対応しています(公式LINEで窓の写真・図面・サイズをお送りください)。
エアコンとの併用で最大効果

節電ガラスコートはエアコンを不要にするものではありません。窓からの熱の侵入を80%カットすることで、エアコンが本来の能力を発揮しやすくなります。
結果として…
- エアコンの設定温度を上げても快適に感じる
- 冷房の稼働時間・消費電力が下がる
- 窓際の席と奥の席の温度差が解消される
- 光熱費の削減につながる
こんな法人施設に特に効果的
- オフィスビル:大型窓・吹き抜け・天井まである窓がある
- 工場・倉庫:大判ガラス・防虫効果も必要
- 飲食店・カフェ:防虫・UVカット・見栄えを重視
- ショールーム・店舗:大型ガラス面・継ぎ目なしの美観
- 病院・介護施設:結露抑制・衛生面・防虫
- 学校・教育施設:子どもの熱中症対策・UVカット
まとめ
オフィスが暑い最大の原因は窓からの熱です。「会社が暑い」「事務所が暑い」という社員の声の多くも、窓際に差し込む日射が原因です。エアコンの設定を変えるだけでは根本解決になりません。
2025年6月から熱中症対策が企業に義務化されたいま、窓への遮熱対策は経営リスクの観点からも避けられない課題となっています。
節電ガラスコートは、最短1日・業務を止めずに施工でき、15年以上の耐久性でランニングコストも抑えられます。まずはお気軽に無料相談・無料見積もりからどうぞ。最短即日対応いたします。
まずは無料お見積りから
窓の枚数と面積が分かれば、料金の目安をお出しできます。無料お見積りはこちら(公式LINEで窓の写真・図面をお送りください)。最短即日で対応しています。
法人施設の暑さ対策をまとめてご覧になりたい方は、法人向け「窓の暑さ対策」のご案内もどうぞ。
📞 045-777-1111 / LINE公式アカウント / お問い合わせフォーム / 簡単見積はこちら
この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、冬は室内の暖房熱を窓のコート面で吸収・再放射し、外へ逃がしにくくします。そのため空調にかかる負荷が軽減され、環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、エアコン代(空調費)を約25%削減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占める場合で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱断熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.法人のお客様には無料の現地調査・お見積りを承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では空調費を約25%削減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日や太陽の日差しのきつい場合、直遮熱で最大約20℃の温度差が生じます。室内全体では、2〜3℃下がります。冬場は反対に、室内の熱を吸収し再放射するため、窓冷えせずに室内の温かさを保つことができます。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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オフィスビル・食品スーパー・卸小売店・医療機関・飲食店・ホテル旅館が対象。施設の種類・月額電気代・空調の節電率を選ぶだけで試算できます(一般住宅向けの試算はご用意しておりません)。
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この記事を書いた人
すがや住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。
施工後のリアルな感想は
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有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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