窓の遮熱対策は、節電ガラスコートショップにお任せください。
個人向けライター: 多田

吹き抜けの家は電気代が高い?断熱と窓の関係をデータで解説

吹き抜けのリビングは、明るく開放的で気持ちのいい空間です。
その一方で、夏になると冷房の効きや電気代が気になってきます。

「吹き抜けは電気代が高い」とよく言われます。
けれども、どのくらい差があるのかは、なかなかわかりません。

この記事では、実際の住宅4,712棟のデータから、吹き抜けと電気代の関係を整理します。
建てたあとからできる窓の暑さ対策もまとめます。

吹き抜けの家は電気代が高い?断熱と窓の関係をデータで解説
吹き抜けのリビングでは、高い窓から入る日差しの熱が、冷房の効きを左右します。

吹き抜けのある家は、本当に電気代が高いのか

実住宅4,712棟のデータでわかったこと

2026年10月、積水化学工業の調査研究機関である住環境研究所が、吹き抜けのある家の空調電力量を分析した結果を発表しました。

東京大学生産技術研究所との共同研究にもとづく分析です。
実際の住宅4,712棟のHEMS(家庭のエネルギー管理システム)の電力データが使われています。

比べたのは、LDKに吹き抜けがある間取りと、吹き抜けがなく階段がホールにある間取りなどです。
家の大きさや地域、空調の方式などをそろえ、年間の空調電力量の中央値で比べています。

吹き抜けと空調電力量のデータ。断熱等級4では吹き抜けの有無で12ポイントの差、断熱等級6では5ポイントの差。断熱等級6・吹き抜けありの空調電力量は、断熱等級4・吹き抜けなしを100とした指数で96
出典:積水化学工業株式会社 2026年10月7日発表(住環境研究所)

断熱等級4の家では、吹き抜けのある間取りとない間取りで、空調電力量の指数に12ポイントの差がありました。

断熱等級6の家では、その差が5ポイントまで縮まっています。
断熱等級6で吹き抜けのある家は、断熱等級4で吹き抜けのない家(100)を下回る96でした。

※セキスイハイムの実住宅のデータ(年間の中央値)による分析で、個々の住宅の電気代を示すものではありません(積水化学工業のプレスリリース)。

吹き抜けのある間取りは増えている

同じ発表では、LDKに吹き抜けがある間取りが、2019年の14%から2024年には22%へ増えたことも示されています(同社の2階建て住宅40,202棟)。

つまり、吹き抜けの有無による差は、家の断熱性能によって変わります。
断熱性能が低い家ほど、差が広がりやすいといえます。

吹き抜けで冷房が効きにくくなる3つの理由

吹き抜けで冷房が効きにくい3つの理由。1 冷やす空間が大きい、2 暖かい空気が上にたまる、3 高い窓から日射が入る(窓などの開口部から入る熱は夏で約73%)
吹き抜けで冷房が効きにくくなる3つの理由。3つ目の窓の日射は、建てたあとでも対策できます。

① 冷やす空間が大きい

吹き抜けのある家は、1階と2階がひと続きの空間です。
冷やす空気の量が多いぶん、エアコン1台では冷えるまでに時間がかかります。

② 暖かい空気が上にたまる

暖かい空気は軽く、天井の近くにたまります。
2階の廊下や吹き抜けに面した部屋ほど、暑く感じやすくなります。

③ 高い窓・天窓から日射の熱が入る

吹き抜けには、高い位置の窓や天窓が付いていることが多くあります。
高い窓は周りの建物の影になりにくく、長い時間、日差しを受けます。

夏は室内へ入る熱の約73%が窓などの開口部からです(一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会)。
窓からの熱の流入を抑えることが、室内の快適性を高めるうえで重要です。

すでに建っている家は、どこから手を付ける?

家の断熱等級を後から上げるには、壁や屋根、窓まわりの大きな工事が必要です。
住みながら進めるのは簡単ではありません。

そこで夏の暑さには、高い窓や天窓から入る日射の熱を抑える方法を考えます。
主な対策を比べてみましょう。

建てたあとでできる吹き抜けの窓の対策の比較。シーリングファン・送風機は空気を混ぜるだけ、スクリーン・ブラインドは閉めたときだけで開け閉めが大変、内窓・ガラス交換は大がかりな工事、節電ガラスコートは赤外線80%以上カットで開け閉め不要・明るさを保てる
建てたあとでできる、吹き抜けの窓の対策の比較です。

シーリングファン・サーキュレーター

上にたまった空気を混ぜて、温度のむらを小さくします。
手軽で取り入れやすい方法です。

ただし、窓から入る日射の熱そのものは減りません。
ほかの対策と組み合わせて使うのがおすすめです。

ロールスクリーン・ブラインド

閉めれば日差しをさえぎれます。
ただ、高い窓は手が届かず、毎日の開け閉めが続きにくいのが難点です。

電動にすると費用がかさみます。
閉めているあいだは、吹き抜けの明るさも失われます。

内窓・ガラス交換

窓の性能そのものを上げる方法です。
冬の寒さ対策にもなります。

一方で、高い窓や天窓では、足場を組んだ大がかりな工事になりやすく、費用も高くなりがちです。

窓ガラスに塗る遮熱(節電ガラスコート)

今ある窓ガラスの室内側に塗って、日射の熱を抑える方法です。
ガラスの交換や内窓のような大がかりな工事は要りません。

一度塗れば、開け閉めの操作も要りません。
手の届かない窓でも、毎日の手間が増えないのが特長です。

窓の暑さ対策の選び方は、窓の暑さを抑えるリフォームのページでも紹介しています。

節電ガラスコートで、吹き抜けの窓の日射を抑える

節電ガラスコートは、近赤外線を80%以上、紫外線を99%以上カットするコーティングです。
遮熱効果は、環境省の環境技術実証事業(ETV)で実証されています。

太陽の赤外線を、コート面でいったん約60%吸収し、そのうち約40%を入ってきた側へ再放射することで、室内への熱の流入を抑えます。

ETVでは、夏の冷房時は約25%、通年では12.8%の空調負荷を低減した試験結果がございます。

直射日光が当たるときは最大約20℃、日光が少し当たる程度でも約2〜3℃の温度差が見込めます(メーカー公表値)。

窓からの熱の出入りが抑えられるため、空調の設定温度を緩めても快適さを保ちやすくなります。
設定温度を1℃緩めると、冷房で約13%の消費電力削減につながるとされています(環境省)。

  • 施工後も可視光透過率75%以上で、吹き抜けの明るさを保ちやすい(仕上がりは薄い水色)
  • 紫外線を99%以上カットし、床や家具の日焼けも抑えられる
  • 耐久は15年以上(屋内施工の場合・メーカー調べ)
  • 型ガラス(すりガラス)にも施工できる(フィルムは貼れない)

効果があらわれるのは、日射のある日中が中心です。

冬の窓まわり

冬は、室内から逃げる熱の約58%が窓などの開口部からです(一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会)。

節電ガラスコートは、暖房の熱をコート面で吸収していったん蓄え、室内側へ再放射します。
冬場も、実験結果から、室内の快適性が増すことが想定されます。

結露の発生を50%以上抑制する点も特長です(メーカー公表値)。
完全に防ぐことはできません。

施工の前に確認すること

ガラスの種類と熱割れ

吹き抜けの窓には、ペアガラス(複層ガラス)やLow-E複層ガラスが使われていることがよくあります。
これらは網入り・熱線吸収ガラスと同じく、熱割れの可能性があるガラスです。

窓の条件によっては施工できるケースもあります。
ただしリスクがゼロになるわけではなく、東面にある網入りガラスなど熱割れリスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています。

可否は公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。
これはコーティングに限らず、フィルム施工や窓ガラス自体でも同様のリスクです。

ガラスの種類ごとの可否は、フィルムが貼れない窓でも遮熱できる?ガラス種類別の可否でも整理しています。

高い窓の作業

手の届かない高さの窓は、足場や作業台を使って施工します。
高所費は別途お見積りです。

高所窓・天窓の施工で確認することは、吹き抜け・天窓が暑い|手が届かない高所窓を交換せずに遮熱で詳しく紹介しています。

費用の目安

節電ガラスコートは税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜)です。
すりガラス(型板ガラス)タイプは税込15,400円〜/㎡(税別14,000円〜)です。

最低施工面積は10㎡で、これを下回る面積でも10㎡分(132,000円〜・税込)を申し受けます。

諸費用(養生・運搬・現場経費等)・出張費・高所費は、別途お見積りとなります。

工法

費用の目安(1㎡あたり)

工事

節電ガラスコート

税込13,200円〜(税別12,000円〜)

今の窓に塗る・最短1日

遮熱フィルム

税込19,800円〜

今の窓に貼る

内窓(二重窓)

税込44,000円〜

窓をもう1つ付ける

Low-Eペアガラスへの交換

税込49,500円〜

ガラスを交換する

※遮熱フィルム・内窓・Low-Eペアガラスは、税込の一般的な目安(当社調べ・2026年時点)です。
実際の金額は施工業者・現場により異なります。

吹き抜けの高い窓だけでなく、日差しの強い南向き・西向きの窓をまとめて施工すると、10㎡に届きやすくなります。

よくある質問

Q. 吹き抜けがあると、電気代はどれくらい高くなりますか?

A. 家の断熱性能や窓の向きで変わります。
4,712棟のデータでは、吹き抜けの有無による空調電力量の差は、断熱等級4で12ポイント、等級6で5ポイントでした。

Q. 吹き抜けの窓だけを施工できますか?

A. できます。
最低施工面積は10㎡で、これを下回る面積でも10㎡分(132,000円〜・税込)を申し受けます。
ほかの日当たりの強い窓とあわせて施工するのがおすすめです。

Q. 天窓にも塗れますか?

A. 天窓のガラスの種類や状態によって変わります。
窓の写真をお送りいただければ、施工できるかどうかを確認します。

Q. 冬の暖房にも効果はありますか?

A. 冬場も、実験結果から、室内の快適性が増すことが想定されます。
窓際の冷えがやわらぐことや、結露の発生を50%以上抑制すること(メーカー公表値)が特長です。

Q. 新築や建築中の家でも頼めますか?

A. 頼めます。
入居前なら家具を動かす手間がなく、施工時のにおいも生活に影響しにくいため、進めやすいタイミングです。

まとめ

  • 実住宅4,712棟のデータでは、断熱性能が高いほど、吹き抜けの有無による空調電力量の差は小さい
  • 吹き抜けで冷房が効きにくい理由は、空間の大きさ・上にたまる暖気・高い窓からの日射の3つ
  • すでに建っている家は、高い窓や天窓から入る日射の熱を抑えることから始める
  • 節電ガラスコートは、開け閉めの手間なく、明るさを保ちながら日射の熱を抑える

吹き抜けの窓の写真をお送りいただければ、施工できるかどうかと概算をお返しします。

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窓の写真・図面・サイズをお送りいただければ、施工できるかどうかと概算のお見積りをお返しします。

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この記事に関するよくある質問

Q.節電ガラスコートとは何ですか?
A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを抑え、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)で、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減、冬場を含む通年では12.8%低減した試験結果がございます。空調費が電気代の50%を占める施設であれば、ETVの通年の空調負荷低減率12.8%から、電気代全体では6.4%の削減につながると試算できます。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
Q.デメリットはありますか?
A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Q.節電ガラスコートの特徴は?
A.既存の窓ガラスにコートすると、太陽の赤外線を、コート面でいったん約60%吸収し、そのうち約40%を入ってきた側へ再放射することで、室内への熱の流入を抑えます。直射日光が当たるときは最大約20℃、日光が少し当たる程度でも約2〜3℃の温度差が見込めます(メーカー公表値)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
Q.UVカット効果はありますか?
A.節電ガラスコートは、すべてUVカット率99%以上です。有害な紫外線による、床や家具の日焼け、洋服などの色褪せ、シミそばかすの原因であるUVをほとんどカットします。また、夏の夜に蛍光灯などの紫外線を発する照明からの紫外線に、複眼の虫である蛾、トンボ、セミなどが集まるのが少なくなります。サービス業や飲食業、コンビニ店内の虫飛来でお困りの方にもメリットになります。
Q.赤外線カット率はどのくらいですか?
A.節電ガラスコートは、近赤外線を80%以上カットします。近赤外線とは、夏の暑い太陽の直射熱の波長域と言われ、朝方の東面や西日から入ってくる熱の正体です。窓ガラスは近赤外線をほとんど遮れないため、そのまま室内に入って床や家具に吸収され、室温を押し上げます。節電ガラスコートはこの近赤外線を窓の面でカットすることで、日射のある日中の暑さと窓際の温度上昇を抑えます。
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多田

この記事を書いた人

多田

断熱リフォーム事業の責任者を経験し、全国の中古住宅の断熱性能を高める必要性を強く実感するも、コスト面(最低でも1,000万円〜)で全国に広めていくことの難しさを痛感。独立後に『コストを抑えて高い効果を発揮する節電ガラスコート』に出会い、自身で事業展開。法人施設から個人住宅まで様々な現場を手がけるとともに、法人向けに節電コンサルティング事業も行っている。

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