夏休みに入り、「教室が暑くて子どもたちが心配」「エアコンを付けているのに効きが悪い」というご相談が増える時期です。
文部科学省の資料でも、学校管理下の熱中症事故は令和6年度に2,960件発生したと報告されています。
学校は授業期間中に大規模な工事を行いにくく、対策を検討・実施できるのは夏休みなど限られた期間だけ、という事情もあります。
本記事では、教室の暑さ対策として窓に着目する理由と、状況別の判断軸、費用の目安までをまとめて解説します。
文科省の通知でも、窓まわりの性能向上が対策の選択肢に挙がっています

- 文部科学省の通知(令和7年5月8日付 7教参学第12号)では、学校の暑さ対策として「空調、建物の断熱・気密性能の向上、必要な換気を組み合わせること」が有効とされています。空調の増強や更新だけでなく、窓まわりの性能向上も対策の選択肢に含まれているということです
- 窓は建物のなかでも日射熱が入り込みやすい部位です。窓際の教室だけ暑くなる、西日が差す教室でエアコンの効きが悪い、といったお悩みにつながりやすい場所でもあります
- 内窓の設置やガラス交換は効果的ですが、工事期間・費用ともに規模が大きく、夏休み中に全教室分を終えるのが難しいケースもあります。既存のガラスに専用コーティング剤を塗布する工法なら、ガラス交換も内窓工事も不要なため、短い工期で検討できます
状況別・判断軸チェックリスト

まずは以下で学校施設の状況を整理してみてください。
- エアコンはあるが、窓際の教室・上階の教室だけ暑さが気になる → 窓からの日射熱対策を検討する余地があります
- 校舎が古く、窓ガラスが1枚だけの単板ガラスである → 遮熱性能の向上を実感しやすい状態です
- 教室や廊下の窓がすりガラス(型ガラス)で、遮熱フィルムは施工しづらいと言われたことがある → コーティングなら形状を問わず施工できます
- 防火設備として網入りガラスやペアガラスが使われている → 熱割れの可能性があるため、リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています(熱割れ計算は、リスクがありそうな箇所やご要望があった場合に実施しています)
- 工事は必ず夏休み中(授業のない期間)に終わらせたい → 工期の短さを重視した対策選びが必要です
- 電気代・空調の稼働負荷を減らしたい → 削減額は建物の条件により異なるため、傾向として捉えたうえで、窓の写真・図面をお送りいただき確認するのが確実です
節電ガラスコートとは?

節電ガラスコートは、既存の窓ガラスに専用のコーティング剤をローラーで塗布する施工方法です。ガラス交換や内窓の設置は不要です。
- 機能:近赤外線を80%以上、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を50%以上抑制します(メーカー公表値。完全に防ぐことはできません)。紫外線カットにより虫が寄りにくくなります
- 裏付け:遮熱効果は、環境省の環境技術実証事業(ETV)をはじめとする第三者機関の試験で確認されています
- 学校運営への影響:施工時間は最短1日から。表面は塗布後約1時間で乾き、翌日には触れられる状態になります(完全乾燥までは約1か月)。においは換気すれば2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるのは半日程度です
- 見た目:透明タイプとすりガラス(型ガラス)タイプの2種類があり、透明タイプは採光や視界を損ないません
- 施工できる窓:ガラスの形状を問わず施工でき、フィルムでは貼れない型ガラス・すりガラスにも塗布できます。ただし網入りガラス・熱線吸収ガラス・ペアガラス(複層ガラス)・LOW-E複層ガラスは熱割れの可能性があり、リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています
- 耐久性:耐久年数は15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)で、貼り替えは不要です。日常のお手入れは通常の窓清掃で問題ありません
- メンテナンス性:透明ガラスは剥離・塗り直しが可能です(すりガラスなどテクスチャーのあるガラスは剥離不可)。賃貸・リースの校舎でも導入できます
他の対策との違い

- 内窓・二重窓の設置:断熱性能は高い一方、工事期間が長くなりやすく、窓の開閉動作が一つ増えます。全教室分を夏休み中に終えるには早めの計画が必要です
- 遮熱フィルム:既存の窓に貼るため比較的短工期ですが、経年で気泡や剥がれが生じ、貼り替えが必要になることがあります。すりガラス・型ガラスには施工が難しい場合もあります
- ブラインド・カーテン・すだれ:初期費用を抑えやすい反面、日射熱を室内に入れたうえで遮る形になり、教室が暗くなりやすい面もあります
- 節電ガラスコート:ローラー塗布のみで施工でき、型ガラスにも対応しやすく、耐久年数は15年以上が目安(屋内施工の場合・メーカー調べ)で、貼り替えが基本的に不要です
工法ごとに得意・不得意があります。教室の窓の状態と工期の制約に合わせて選んでください。

費用の目安

- 施工面積10㎡より:税込13,200円〜/㎡(税別12,000円〜) ※諸経費別
- 最低施工面積は10㎡です。これを下回る面積でも10㎡分(税込132,000円〜)を申し受けます ※諸経費別
- お見積りは無料です
教室数・窓の枚数によって総額が変わるため、まずは公式LINEで窓の写真・図面をお送りいただき、お見積りをご確認ください。
なお、自治体によっては断熱・遮熱の改修工事に活用できる補助金制度が用意されている場合があります。
制度の有無・対象条件・補助率・締切は自治体ごとに異なるため、活用を検討する際は必ず所管の担当課へ事前にご確認ください。補助金の調べ方は関連コラムでも解説しています。
よくあるご質問
Q. 廊下や階段によくある網入りガラスにも施工できますか?
A. 網入りガラス・熱線吸収ガラス・ペアガラス(複層ガラス)・LOW-E複層ガラスは熱割れの可能性があります。
フィルムよりはリスクが低く施工できるケースもありますが、リスクがゼロになるわけではなく、リスクが高いと判断した場合は施工をお断りしています。
これはコーティングに限らず、フィルム施工や窓ガラス自体でも同様のリスクです。可否は公式LINEで窓の写真や図面をお送りいただいたうえでご確認ください。
なお熱割れ計算は、リスクがありそうな箇所やご要望があった場合に実施しています。
Q. 夏休み中に全教室の施工を終えられますか?
A. 施工時間は最短1日からですが、教室数や窓の枚数によって全体の工期は変わります。夏休みのスケジュールに合わせたいご要望は、お見積りの際にご相談ください。
Q. コーティングのにおいは児童生徒に影響しませんか?
A. においは換気すれば2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるのは半日程度です。
学校の熱中症対策は、空調・換気・見守り体制など文部科学省の通知に沿った取り組みと合わせてご検討ください。
Q. 賃貸・リースの校舎でも施工できますか?
A. 導入できます。透明ガラスは剥離・塗り直しが可能なため、原状回復のご相談もしやすい対策です。
まずは無料見積・お問い合わせから

学校施設は、オフィスビルや工場・倉庫、店舗、クリニックなどと並び、当社が全国で施工実績を積んでいる建物用途のひとつです。
療養施設、総合病院、ホテル、スーパー、美容室など幅広い事例をご覧いただけます。
施工事例一覧 https://glasscoat-paint.com/cases
「教室の暑さ対策を夏休み中に検討したい」「網入りガラスでも施工できるか知りたい」という場合は、まずは無料のお見積り・お問い合わせをご利用ください。
窓の状況を確認のうえ、施工可否や工期の目安もあわせてご案内します。
参考・出典
- 文部科学省「学校教育活動等における熱中症事故の防止について(依頼)」(令和7年5月8日 7教参学第12号) https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1417343_00039.htm
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この記事に関するよくある質問
- Q.節電ガラスコートとは何ですか?
- A.今ある窓ガラスの内側のガラスに、施工するガラスコートのことです。夏は近赤外線をカットして太陽からの直射熱が入るのを防ぎ、日射のある日中の空調にかかる負荷を軽減します。環境省の環境技術実証事業(ETV)の実証試験では、夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られています。これは試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。なお電気代全体に対する削減率は「空調費の削減率 × 電気代に占める空調費の割合」で決まる別の数値で、その施設・ご家庭の空調の利用割合によって変わります。たとえば電気代の50%を空調費が占め、空調費が約25%下がった場合の単純計算で、電気代全体のおおよそ12%にあたります。また、紫外線(紫外線A波、紫外線B波)をカットもできます。近赤外線と紫外線をWでカットできるのも節電ガラスコートの特徴です。
- Q.デメリットはありますか?
- A.主なデメリットとして、施工時に除光液のような溶剤臭が発生すること(換気により2〜3時間でほとんど気にならなくなり、完全に抜けるまでは半日程度)、完全硬化まで夏は約半月・冬は約1か月かかるため窓の清掃をお待ちいただくこと、防音効果や防犯ガラスとしての機能はないことが挙げられます。ただし、低コスト・高耐久・遮熱・UVカットといったメリットを総合的に考えると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- Q.電気代の削減効果を試算してもらえますか?
- A.現地調査・お見積りは無料で承っております。そのうえで、電気代削減シミュレーションをご希望の場合は、ご要望に応じて法人のお客様のみ承っております(施設の窓面積、方角、空調設備などの情報をもとに作成します)。個人のお客様は空調の利用ペースによる差が大きく、試算が実態と合わないため、削減シミュレーションのご提供は行っておりません。目安として、一般的にオフィスビルでは空調費の約15%の削減が見込めます。高圧電力契約の場合は、ピークカットによる基本料金の引き下げ効果も加わるため、削減効果はさらに大きくなります。なお環境省の環境技術実証事業では夏の冷房時の空調負荷を約25%低減した結果が得られており、こちらの数値は建物の構造や窓の面積・方角による差を考慮して控えめに見積もった目安です。実証値は試験で得られた数値であり、当社の施工事例の数値ではありません。
- Q.節電ガラスコートの特徴は?
- A.既存の窓ガラスにコートすると、夏は暑い太陽熱をコートした面で、いったん約60%吸収し、その内の40%近くを再放射します。その分遮熱します。西日など直射日光のきつい窓では、同製品を扱う施工店の調査で、施工箇所と未施工箇所に最大約20℃の温度差が出た事例があります(ガラス張りショールームで13日間測定した個別事例の最大値です。効果は窓の方角・ガラスの種類・建物の条件により異なり、すべてのお客様に同じ効果をお約束するものではありません)。室内全体では2〜3℃の温度低下が見込めます(メーカー公表の一般値で、建物の条件により異なります)。また、紫外線を99%以上カットし、結露の発生を抑制する効果もあります。
- Q.施工にかかる時間はどのくらいですか?
- A.窓の面積や枚数によりますが、一般的な住宅(窓10枚程度)であれば1日で完了します。オフィスビルなどの大規模案件でも、1フロアあたり1〜2日が目安です。コートの乾燥時間は夏場で約30分、冬場で約1時間です。
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この記事を書いた人
すがや住宅商品のフランチャイズ本部で、技術サポート、リフォームブランド運営、規格住宅ブランドの立ち上げ・運営、研修講師、商品開発、工務店での家づくりサポートを担当。また、工務店の注文住宅づくりでお客様との打ち合わせや、現場を経験。 その後、節電ガラスコートと出会い、現場施工に転身。 暑い/寒いを我慢しない、紫外線攻撃に負けない、そんな住環境を皆様に届けようと日々奮闘。 どんな時も楽しくをモットーに、現場も楽しんでいます。
施工後のリアルな感想は
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有名インスタグラマーさんのご自宅にも節電ガラスコートが採用されています。
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